にっき
---



2月20日(日)
遅ればせながらヨ・ラ・テンゴ「And then nothing turned itself inside-out」聴く。派手な感じじゃないけれども、心が安らぐ感じじゃないけれども、暗く沈んだサイケ音は何度もききたくなってしまうものだ。静かな轟音というのもあるんだなと思う。ヘビロテって感じじゃないけど、デッキに入っていたら何度でもリピートしてしまいそうだ。



2月19日(土)
「フランス人芸大生を囲む会」というのに出てみた。無料でワインが飲めると思って行ったのに、振る舞われたのは麦酒にコーラにオレンジジュース。すっかりアメリカンじゃないか!自国文化を大切にしやがれ!しかも、アラーキーについてどう思うかなんて意見を求められてしまった。私的にはあんまり重要な人ではないので考えたことなんてなかったよ。面白かったが非常にストレスが溜まる会であった。日本でもイギリスでもフランスでもアートスクールな人達って疲れるよな。
その後ワイン飲み直しに行く。久しぶりの仲間とのお喋りの中でびっくりしたことは、みんながみんなブルータス求人特集買ってて、トンカムの店員になろうと履歴書書いていたことだ、オレを含めて。うへえ、こんなに狭いグループでこれだけいるってことは、日本全国で物凄い数の人がトンカムに履歴書を送りつけているんだろうな。諦めて花摘みの方に履歴書送るかな。



2月18日(金)
朝刊の折り込みに高校入試の問題が入っていた。昨日は公立高校の入試だったんだね、懐かしいものです。びっくりしたことに国語の問題解いてたら問題文に岡本太郎の『今日の芸術』が使われてた。岡本太郎って、創ったものとか喋る言葉は訳が分からないことが多いんだけど、本当に本当に美しい文章を書く人。無駄なところのない、それでいて優雅で難しいことをとても分かり易く解いてくれる素晴らしき芸術アジテーターさんなんだ。彼がいなかったら縄文土器はいつまでたっても美術史の中で検証されることはなかっただろうし、沖縄ブームだってもう少し遅れて始まってたはず。そんな彼の文章が国語の問題に用いられるとは!やっぱり美文だからでしょうか。うれしいです。

 創ることと、味わうこと、つまり芸術創造と鑑賞というものは、かならずしも別のことがらではないということです。あなたが、たとえば一枚の絵を見る。なるほど、そこには描かれてあるいろんな形、色がある。それはある一人の作家が勝手に創りだしたものであなたとは一応何の関係もありません。しかし、あなたがそれを見ているのは、なんらかの関心があってのことです。当然、喜び、あるいは逆に嫌悪、またもっとほかの感動をもって、それにふれているはずです。そのとき、はたしてあなたは画面の上にある色や形を、写真機のレンズが対象のイメージをそのまま映すように見ているかどうか、考えてみれば疑問です。あなたはそこにある画布、目に映っている対象を見ていると思いながら、実はあなたの見たいとのぞんでいるものを心の中にみつめているのではないでしょうか。それはあなたのイマジネーションによって、創りあげた画面です。一枚の絵を十人が見た場合、その十人の心の中に映る絵の姿は、それぞれまったくことなった十だけのイメージになって浮かんでいるとみてさしつかえありません。人によって感激の度合いが違うし、評価も違います。同じように好きだと言っても十人十色、その好き方はまたさまざまです。(岡本太郎「今日の芸術」から)



2月17日(木)
青山陽一見る。メガネ好きのオレの中でかなりの好位置にいるすてきなメガネ兄さん。メガネといい、高音になるとちょっと掠れ気味の声になるとこといい、もうたまらん。家庭教師になってほしいくらいお気に入り。
ライブは今度でるアルバムと昔の曲と組み合わせて展開。洗練された音に思いっきり捻れた歌詞が気持ちいい。自分たちのことを「僕ら」とか呼んでるSPA!世代が飛び付きそうな感じなのに、そういう人達ってあんまり音楽きかないみたいで。いっつも「知る人ぞ知る」とう紹介のされ方は如何なものか。もっと評価されるべき人物なのに。「最後はヌード」めっちゃよかった。



2月16日(水)
New Day Rising vol.4@QUE。4回目でQue進出ってすごいかも、しかも大入り満員だし。
ダイヤが乱れて、ちょっと遅れて入場したら既にchainsのライブが始まっていた。彼らはくるりと同じ立命館のサークル出身。心の奥底にあるどろどろ暗黒モードを巧い具合に昇華させてる。京都の持ち味っていうのかしら。MCも京都中華思想ってかんじでいかにも京都人。
その次はラムタグ。麗しのひさ子さんが真横にいてびびった。東京でも着実にファンを増やしてるラムタグ、今日は音がいつもより尖っていたような気がした。CD買ってしまった。
地方の部の次は慶應の部。関東の大学サークルでこの頃強いのは慶應みたい。オレ大学から出てる新しいのってこの頃全然きかない。ピーク過ぎちゃったのかな?先輩達が偉大すぎて真似っこばっかりになりすぎたのかな。まあいいや。初めて見るH.ヘッセ&ザ・ペースメーカーズ、片仮名で書いたらすごく格好悪くなっちゃったヨイ。まあいいや。前々から噂で聞いていたけど、なるほど。昔の暗い暗いGS風味なギタポ。って言ったら全然違うな。かなりドキドキした。
トリはボート。いつも楽しいボート、アインちゃん可愛いボート。でも新曲はその昔全然売れなかった三柴江戸蔵と横関敦のコラボレーションアルバムを彷彿とさせる重く暗い、ヘビメタっていうかプログレ、そして唄なし。外のお客さんもちょっと困っていたように見えた。いろいろ環境に変化があったみたいだけど、思いっきり音に影響しちゃってて心配。でもやっぱ昔の曲は楽しかったよ。



2月15日(火)
1日オクレ(not Mr.)でジャンプ読む。「ハンター×ハンター」が末期の「バスタード」、或いは「珍遊記」状態になっているよ。大丈夫なのか?休んだ方がいいんじゃないか?対して思い入れのないマンガだけど、こういう壊れかけの仕事見ちゃうと武内直子はいったい何やってるんだと思ってしまう。お前「ダンナに性教育されちゃった、きゃは」マンガ描いてる暇あったらアシスタントしてやれっちゅーの。一緒に風呂入るだけが妻の仕事じゃないですよ、クサンチッペちゃん。



2月14日(月)
昨日はいっぱい踊って汗かきまくり。ジーパン匂ってるぞ警報が自室周りに発令されたため今日はジーパン刑事は休業。ワンピース奉行として職場に君臨することに。
しかし日にちが悪かった。自分ではチョコを買わないので世界的に今日はバレンタインだってことをすっかり忘れていたんよ。毎日毎日ジーパン履いて仕事しているのに今日に限ってひらひらな服着ていったら、そりゃおっさん達はツッコミ入れたくてしょうがないよな。うぜえ。
おっさんは知らないだろうが、ワンピースはコーディネート考えなくていいから楽なんだよ、オタキングもマンガ夜話で言ってたぞ、ださい漫画家の「女の子のおめかしスタイル」はワンピースなことが多いって。おっさん面倒くさくてたまらん、今度からジーンズ洗うときは股の匂いかいで、カレンダーチェックしてからにしよう。
行きの電車でも帰りの電車でも「最終兵器彼女」を熱心に読みふけってるオタサラリーマン多数。踏みつけてやりたい。



2月13日(日)
ボビー、マラカス、プライマル!NKホールまで見に行ってきたよ。生まれてはじめての生ボビー、それだけでもドックンドックンなのに今回はほぼ正式加入(電氣におけるTASAKAみたいなもの?)のケヴィン・シールズ・フロム・マイ・ヴラディ・ヴァレンタインがギターで来日!もうどうしよう。前日のブリッツ(当日券でたそうな、とほほ)情報より、ケヴィンは左側にいると情報を入手。幸いなことにAブロックな私は左側のケヴィンがよくみえるほぼ最前列ポジションをゲット。どきどきするねえ。そして「スワスティカアイズ」から 踊れて楽しいプライマルのライブの始まり始まり!ボビーがおりてきてくれてオレと2Mくらいの至近距離に来てくれたの〜 オレハイジャックされた飛行機の乗客になりたかったよ。イギリスに亡命したかったよ。ボビーと同じ国の人になりたかったよ!ホール全体がダンスホールなりよ。
音が変化したからといってプライマルはプライマルのままだった。黒いマラカス振ったボビーが踊っているよ!そしてケヴィンはアメリカ人のオタクみたいに太ってしまっていたよ!すごいショック。岡村ちゃんと々理由でアルバムが出ないのか?違うといってくれよう、ケヴィンー って叫びたいほど彼はふとっちょに・・・ 年月は人を変えるね。Tシャツが売り切れて買えなかったのとケヴィンの体型を除けば100点のプライマルでしたよ。ああ、もっと音楽を書かなくてはならないのに、、、



2月12日(土)
とあるお宅の「ピアノ貰えてラッキー!ホームぱーてー」におじゃま。ホスト夫婦のお父様(奥様の方)は、日本のお茶の間では大変嫌われている。オレ的にはタモさんとの食い合わせがいいから結構お気に入りなんだけどなあ、でもやっぱアク強くて近くにいたらやだよなあ。因みに奥様はお父様とは幼少のみぎりに離ればなれになってしまっているので(そのためかどうだか知らんが)大変素晴らしい立派な大人のレディでございます、はい。
しかしアクの強さ遺伝子っちゅうやつは隔世遺伝らしい。姉(6歳)は性格がおじいちゃん、弟(3歳)は顔がおじいちゃんにそれぞれそっくりで、ぱーてー出席者の中で最年少のオレは姉のアクと押しの強さにずっと悩まされ続けることになってしまったのだ。
彼女は最初から最後までハイテンションで子供特有の甲高い大声で叫びまくり。ババ抜き好きらしくしつこくしつこく3時間ほどトランプに誘うも、あっけなく無視され彼女はおかんむり。オレにじゃれついてきやがった。
「てめえの爺ちゃんのCM光通信から金が出てんだからな」とか「ポリゴン岡本太郎に負けてるんだよ」とか「ナウいのCMすべってんだよ」と吐きかけようとも思ったけれど6歳の彼女には通じなさそうなので、ひたすら防御に徹する。んもう、疲れて疲れて疲れて疲れてたまらん。



2月11日(金)
午前中はとある専門学校の入学説明会。午後は内職の下準備をファミレスで。今度の仕事は予めOCRソフトで読み込んだ原稿を校正してタグ打ちして、読める文書にする作業だ。んもう、OCRソフトって使えね〜〜〜 文書入力の方がぜったい短期間で済むのに。夕方はとある新製品のモニタ講習。忙しいな。
そして夜。新宿はロフトで行われたイベント「九州音楽」!まさに今のめんたいロックの大博覧会。オレ九州だったら嫁にいってもいいな。焼酎は飲めんがいいところなんだろうな、九州。最初の出番はギョガンレンズあらためメンタイレンズ、めんたいビートとめんたい衣装で時代は正に陣内孝則ってかんじ。ちょっと浮いてたけど格好良かった。
そして関東に来たら絶対に見ると心に決めてるラムタグの登場だあ。ラムタグは若いイースタンユース、んでほんのちょっぴりベルズの香りがする胸きゅんエモバンド。大好きでたまらないよ。今日もちょっと粗めな感じの演奏だったけど、ぐっときたばい。その後のカプセルジャイアンツ、サイカゴーゴーもがっぺ格好よか。
そしてオレのナンバーガール。今年初めてのナンバーガール。アメリカ行ってしまうのでしばらく見れないナンバーガール。オレの気合いも十分だったけど、メンバーの気合いのほうが遙かに勝った!!!んもう、音の尖り具合がここ6ヶ月のなかで一番いいんだ。「居酒屋ロック」でオレの尊敬してやまないお客さん達に「ライブこの頃マンネリ」って言われたことが引き金?いや、それだけでないこの気合い。なんだか鬼気迫ってる。新曲「血と霧(?)」もがっぺ格好いいし、「SAMURAI」も空気の具合が乾いていてドキドキしてたまらなかった。久しぶりにナンバーガールでなきそう。

ちょっと気になったこと。このごろナンバーガールをはじめとする、合法的に暴れられるバンドのライブに出入りしている通称「サル君」という人がいる。彼はなぜかライブの時間になるとサルの被りものを纏い、そしてダイブするのだ。サルの格好をした人がダイブする、キッチュな世界ね。お客さんからも出演する人からも注目を浴び彼はご満悦。でもでもでもでもハイスタ難波さん意外のバンドの方々は一同に迷惑だと口にする。そりゃ演奏に集中できないもんなあ。お客さんからも「自分が目立ちたいならバンドでもやればいいのに」と文句続出。そりゃそうだよねえ。
そんな彼が今日もナンバーガールのライブにやってきた。でも今日はサルの格好してなかった、ああ良かった。きっと向井さんがサルほんとやだ発言をしていたのをどこかで聞き付けたんだろう。よかった。しかし今日の彼は元気がない、普段だったら変な格好しているから誰かにいじって貰えるのに、普通の格好しているから誰からも相手にされない、麦酒を片手に知り合いを探し求めてあるいている、けれども彼は自分を目立たせるためにライブに来ているからあんまり友達がいないのだ。うろうろ動く姿はまるで、友達がいなくて休み時間は自席と水飲み場の往復しかできない童貞中学生のよう。
でもこういう人ってよくいるよな。自分が注目浴びたいからって、周りの思惑なんてお構いなしでヒステリックに泣いたり喚いたり。あるいはいかに自分は楽しい生活送ってるかを延々と説いてみたり、意図が見え見えなのに本人だけ気付いていない人、哀れ。サル君はサル君でがんばってほしいぞ。


←last   next →
↓top