にっき
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5月10日(水)
新聞読んでたら「ネオむぎ茶」の文字が目に飛び込んできた。osakaフォントで横書きの「ネオむぎ茶」と明朝体縦書きの「ネオむぎ茶」はなんだか別の人みたいだ。それにしても新聞で読むネットの話題って不思議。よく知ってる人が新聞の地域面で紹介されているのを見たときの気分に似ている。が、しかしこの気分ってやばいよねえ、だって私ってばネオむぎ茶も2ちゃんの社長も全く面識のない赤の他人なんだよ。合ったこともない人と知り合い気分になってるってさ、知らないうちに自分の距離感覚がおかしくなってるってことだよね。おお、ネット怖い怖い。
昨日はニュースステーション見損ねて、今日はスタジオパーク見損ねた(巨泉)。どうでもいい人々を見損ねて損をした気分になっている自分はどうかしていると思う今日この頃。



5月 9日(火)
フランス語の教室の皆様と授業後会食。目黒のくせにこんな美味しいお店があったなんて。最高でした、最高でしたよ。学生時代の行動範囲の狭さを今になって痛感。目黒で食べられる一番美味しいものは「天狗サイコロステーキ」じゃないんだね。修行が足りませんでした。目黒には天狗と和民しかないもんだって勝手に決めてしまっていたもので。
こっちの教室のみなさんも留学経験がある人が多くて参考になる話ばかり。せっかくの就労ビザなのだから、ちゃんとした企業に勤められるビザなのだから、焦ってベビーシッターやラーメン屋店員に応募しないほうがよい、とのアドバイス。ふむふむ。
とにかく行ってから悩め、差別はあって当たり前、そんなに現地の日本人嫌うこともない、とのありがたいアドバイスを戴く。有意義なお食事でござった。



5月 8日(月)
会社が暇だったのでぶっつづけで「レッド・ドラゴン」下巻読み耽る。最後の最後は余計な感じがしたものの、ぐいぐい引きつける話やなあ。っつうか、愛せなかった・・・・レクター・・・・だってちょっぴりしか登場しないんだもん・・・・・うーん・・・・愛したいのに・・・
もっかい「羊たちの沈黙」読むかあ。



5月 7日(日)
「ハンニバル」を貸してもらえることになった。わーいわーい買わないで済むーー これだけ人気の本だといろんな人がいろんな感想を持っているよう。いろんなサイトの情報を総合するとこの小説は「レクター好きには特にたまらない傑作」みたい。たまらない愉悦を味わうためにはまあ、レクター愛しておけっつうことなんでしょう。
なので図書館に行ってとりあえず「レッド・ドラゴン」借りてみて、とりあえず上巻読了してみた。うーん、博士ったら登場場面少なすぎるよう。これじゃあ愛せるかどうか自信がないなあ。下巻は博士が登場するのだろうか?ちょい心配やわ。



5月 6日(土)
そごう美術館へ「ローコレクション 西洋絵画の巨匠たち」見に行く。その名のとおりローさんのコレクション。中世〜バロックまでが非常に充実しており、クリヴェッルリやクラナッハなどが拝めてなかなかいい感じ。んが19世紀末〜20世紀にかけてのコレクションはただ名前のある人を集めただけみたいで、あまり見ていても心が躍るものではなかったっす。まあ、ローさん(なんの人だか知らないや)の得意分野と不得意分野がはっきり分かって面白かったし、不得意分野を外して展示すればいいのに、印象派好きを呼び込むために駄作でも展示させてしまう日本人イベンターのげっすい思惑も分かってよかったと思います。
で、最終日近いのにお客が全然入ってなくて心配。ここは先ほど退陣した前会長所有の絵画コレクションを中核としてできた美術館だけに、会社内でもちょっと微妙な立場だし、なんといっても横浜店一の赤字部門。だからいつかきっとセゾンや東武のように美術館さよなの日がくるんだろうなあ。その日がずっと後になればいいんだけど・・・・とかつて爆睡していた館内の椅子を見つめながら物思いに耽ります。
そんな火の車のそごうになぜか今頃になって出店してきたアンジェリーナに寄ってモンブラン喰らう。うーん、おいしい。中心部がクリープの固まりの味がするとこまで本店のモンブランと一緒!パステル入れたりアンジェリーナ入れたりして食品部門は頑張っているみたいなそごう。未だにHPもないけど頑張ってほしいものです。



5月 5日(金)
渋谷でイタリアーン。テレビとネットの話しか出来ない、話題と語彙に乏しい我々ですがそれなりに楽しいものです。ネットの話題に花が咲き、我々が「にちゃ・・・」と口にしたその瞬間、隣の席にいた家族連れのお父さんが高周波マッサージ器をつけた杉作J太郎のようにビクッとしていたのが大変印象的でした。お父さんは会社で見ているのかな。それにしてもやっぱりネットの話題を楽しそうにしている我々はちょっとヤバイ人ですよな。お父さん一家団欒のときにごめんね。



5月 4日(木)
天気がいいので小町通りまでランチ食べに行く、大失敗。休日にこんなとこ来るんじゃなかった。人が多すぎてなにがなんだか全くわからないよ、まったく。うんざりしたので裏道ぐるぐるまわって、近道探していたら偶然にも水木一郎の自宅を発見。本名ではないんだね、「○○○○(水木一郎)」っちゅうものすごい分かりやすい表札。本名だけでは荷物は届かず、けれども近所づきあいのためには芸名だけの表札だといろいろ面倒くさい、そんな葛藤が見える表札。そんな水木家は園芸好きとみたぜ。あちらこちらに鉢植えが沢山置いてあり、植木も立派なものでありました。あまりにも複雑な道を通っていったためもう辿り着けない水木一郎の家。思い出に残る素敵な小さな家でした。
ここて水木一郎まめちしき。水木氏は毎年「鎌倉ぼんぼりまつり」にぼんぼりを奉納しているそうな。そんな祭り聞いたことありませんがな、でも本人がそういっているからそうなんでしょう。

そんで昼食後、鏑木清方美術館へ行く。思った以上に素朴な美術館。10数点しか展示してなくて、若い頃の絵ばかりで、展示品の半数以上が下絵だけれども貧乏市の割にはよく頑張っていると思われます。あまり画集や市場では若い頃の絵は出ないので珍しくてよいです、そうプラスに考えることにしたのです。若い頃は梶田半古っぽい骨張った少女の絵を描く人だったのが知れてよかったです。が、やっぱもっと数そろえて欲しいなあ、と思ったり。
その後、鎌近別館にて浜田知明展。版画家の彼の初めての彫刻の個展。分かりやすい皮肉をまんがのような単純明快な絵で、分かりやすく表現する彼の版画技法がそのまま彫刻でも発揮されている。殆どが版画作品の立体化なんだけど、微妙に雰囲気が違うところが楽しい。権力に対する徹底的なおちゃらけっぷりは何となく筒井康隆を思い出させてくれます。これからもそのような作品を作り続けてほしいものです。



5月 3日(水)
連休なのにイヤな事件ばかり起きる、理解の範疇も超えてる。豊川の事件もバスジャックの事件も17歳の少年の引き起こした事件。世の中がおかしくなってるのは分かるけど、そんな事件を起こすほど今の17歳ってそんなに閉塞しているの?
っと思ったけど、もしかしたら彼らはもう閉塞とかそういう感覚すら持っていないのかもしれない。そんな感覚を持っていたら生きているのつらくなっちゃうから、もっと別の、なにか、こう、、、、うーん、、、、、、、うまく言えないや。彼らは「人を殺すということを何とも思わなくさせる」脳内麻薬びんびん出ているような状態を自分で見つけだしちゃって、それに酔って生きている我々とは新種の生物なのかも。進化したニュータイプなのかも、んなわけないかあ。でもそんな想像しとかんと理解できないよ。これからもこんな事件が沢山沢山おこるんだよなあ。やだ。
オーケンがまたシンクロしちゃって音楽から離れそうでちょっと心配。


5月 2日(火)
パソコン壊れてから暫く行ってなかった大好きな漫画家さんのページに行ってみたら、なんとまあ「閉鎖」だって!超ショック!学生時代、生まれて始めてインターネットってやつをやったとき、初めて検索して、はじめてゲストブックに書き込んで、初めて返事をもらって、「んも〜 インターネット最高!」って舞い上がっちゃって、その勢いでパソコン買っちゃったほどそのページとその漫画家さんが好きだったもので、知らない間に閉鎖ってことになってしまって、びっくりして声も出ません。出してるけど。
でもでも、この頃のその漫画家さん、あさぎり夕化の兆しも見えてて、自分の代表作の焼き直しみたいな読み切り描いてて、作品の質が全盛期に比べてかなーりヤバめな感じがしていたので、わがままなファンとしては「んもう!ネットばっかりしてないで、面白いマンガを描いてくださいよう!!絵も手抜きが激しすぎますぅ」と田中正造ばりに直訴しようかと思っていたほど。だから面白いマンガを描いてくれるなら閉鎖でもいいかしらって思ってみたりします。4年も続けるってだけですごいことですよ、うん。とにかくWEBを面白くするくらいならマンガを充実させろ!他の漫画家さんにも言いたいです、はい。



5月 1日(月)
ファミ通立ち読みしてたら、かーなりどうでもいい話題が。千葉繁が裏方にまわることになったそうな、これからは声優の仕事は極力セーブとのこと。やっぱりどんなに主役はっても、どんなに実力があっても、一般的に認知されている代表作が「北斗の拳」の雑魚キャラという位置に耐えられなかったのだろうと勝手に邪推。まったく自信もって欲しいよ、どんなに雑魚キャラでも、「ひでぶ」の一言を発明した人ということで、多くの人々から賞賛されているのだからさ、と理由も知らないのに勝手にほめる。


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