にっき
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4月30日(月)
友人達(先着組)のお見送り。2週間の間とても楽しかったです、旅行も楽しかった、荒んでいた心が少し生き返りました。いいタイミングでございました。林檎ちゃんのシングル、本当にどうもありがとう。しかし友人の一人がくるりのボーカルが船木だと思いこんでいたのには驚き。同じような勘違いをしている人が日本にあと1000人ぐらいいるような気がします。
フナックにてライブチケドカ買い。受付の元気のいいお姉ちゃんが「Ash+My vitoliolにSonic Youth にBeckにEiffelですね!はい、少々お待ち下さい!」と大きな声で言ってくれたため、後ろのお兄ちゃんが大爆笑。「そんなにイギリスが好きならイギリスに住めばいいじゃん」とか言ってやがる。ちゃんとエッフェル買ってるじゃ   ん。
この頃恐怖心を克服してライブに行けるようになってきましたが、やっぱり私の好きな感じの人々を捜すのは難しい。タヒチやフェニックスのようなバンドがフランスよりも外国で目を付けられて、そして逆輸入の形で盛り上がるのは未だに、ロック=反体制って感じぃ、という古い思想がフランス中を席巻しているからなのだと思う。ノワールデジール(嫌いじゃないけどさ・・   古い)が未だに人気があるのはそんな理由からなのだと思う。そんな状況だから面白い人たちはみんな自由度の高いエレクトロに行っちゃうし、バンド組んだら英語の歌を歌うようになっちゃう(もちろんフランス語で歌っているのバンドの方が多いし、面白い人たちはいっぱいいるはずなのだ)。そんでもって広く浅い情報しか載ってない雑誌ばかりが売れて、コアな情報はみんなファンジン探さないと見つからなくて、とにかく日本以上に村社会だぜ!まったくよう。どこか道ばたに面白い雑誌とCDが落ちていないものだろうか。



4月29日(日)
本日からまた別の友人達がやってきます。そうだ、日本はゴールデンウィークなのでした。今度はターミナルを間違えませんよ。北駅の柱に「航空会社別のターミナルリスト」が貼ってあることを発見しちゃったのだもの。つか、最初からこれを見ておけば間違いなんて犯さなかったのですなあ、つくづく頭の悪いおいらでした。
先着組も残りの観光で忙しく、また後発組もついたばかりでお疲れのご様子。本日はデプレのあたりでクレープでも食べましょうか。こっちの方まで来ると、あれっすね。日曜でもいろいろなお店がやってていいっすね。大人数でレストランに行くと、食べ物のぶつぶつ交換ができてありがたい。こんなにクレープを食べたのは何年ぶりでしょうってなぐらい、クレープ食べてしまいました。シードルもうめえうめえ。後発組は明日にモン・サン・ミッシェルに行くとのことで、先発組の人々からいろいろ情報を仕入れておりました。なんでみんなそんなにあの島に行きたがるのだろう?そりゃ、一生に一回は行っておくべきところだけども・・・ はやっているんだなあ。



4月28日(土)
木曜日から6ちゃんねるで始まった「Loft Story」。男女11人が24時間カメラに監視されながら一軒家で70日間暮らし、そして一人ずつ視聴者の投票で減らされていき、そして最期に残った男女2人がおうちを一軒もらえる、というどこかで見たことのあるような番組。映画の再放送以外にはアメリカのドラマ、日本のアニメ、そしてクイズ番組しかやっていなかったフランスのテレビ。どうやら免疫のない国民には刺激が強すぎたようで、この番組をめぐってフランス中は大騒ぎになっています。新聞も雑誌も他局もラジオも、みんながみんなロフトストーリーの批判ばかり。しかしこんなめちゃめちゃ大味な番組に社会全体が騒ぐことないのに・・・ とにかく安っぽくてツッコミどころ満載の番組です。やんちゃ君に美形君。グラマーちゃんに学級委員長、素朴な田舎娘(日本だったら絶対メガネかけてる)。キャラ設定が分かりやすすぎて、仕込みの臭いがプンプンします。そんでもって、男子の殆どがホモにみえるし、家の中では彼らはいっつもハイテンションで踊っていたり、コスプレしていたり、食べ物になんらかの薬が混ぜられているとしか思えません。フランス人に自殺が多いのが分かるような気がします。こんなに無理してたら鬱だ死のうって気分にそりゃ、なるわな。
友人達がリモージュの後にブルージュに寄って帰っていらっしゃいました。カルフールに行ったそうな、いいなあ、日本に帰ったら一度くらいはカルフールというやつに行ってみたいものです。



4月27日(金)
4ちゃんねる(wowwowみたいなデコーダ付き有料放送)主催のレディオヘッド(フランスではラジオエッド)無料ライブが明日有るそうで、そんでもってouifmでは特別に10名様無料ご招待だそうで。無料なら行くしかないでしょう、そりゃ何がなんでも行かなきゃだめでしょう。ということで、朝からラジオにかじり付いているのですが、どうやったら券がもらえるのかさっぱり分からない。どうやらラジオでレディヘの曲が流れたら指定された番号に電話しろ!らしいんだけども・・・ なんと、私ってばアナウンサーの言っている電話番号が聞き取れないのです。やばいなあ、これは致命的ですなあ、全然進歩してないってことじゃん・・・ しょうがないのでネットでファンのページ検索かけてみたら、あら素敵。ご丁寧にouiの電話番号が掲示板に書きこまれておりました、さすがおおらかな国フランス。早速ピラミッドソングがかかった瞬間にラジオ局に電話をかけてみましたら、運良く繋がりました。ヤタ! しかし、電話のお姉さんったら

「あの・・・ ラジオエッドの後にね、かかった曲名をね、言わないとチケット貰えないのよ、ちゃんとね、 ラジオね、聞いて欲しいのね、じゃあね、またね」
がちゃん

だそうで・・・ はい、話聞いてなくてすいません・・・ 自分の耳の悪さには吐き気を覚えるほどです。もちろん、次の曲がかかってから電話してみたのですが、案の定ずっと話し中。そりゃそうだよねえ。。。 鬱だ。

気を取り直して夕方からAIRのライブ。開場7時、開演8時、終演9時という、わっかりやすいプログラムです。開場のエリゼ・モンマルトルはサクレ・クールのふもと。やっぱり渋谷クアトロぐらいの大きさで、元劇場ということだけあって、高い天井、いい感じの音響。AIRのお二人はB'zと同じように格好いい担当とテクニシャン担当に分かれており、今回は格好いい方側に陣取り鑑賞です。その他に不思議な感じのボーカル、&サポートの方々がいらして、けっこう大人数。甘美なAIRワールドはこうして作られるのですね。実は二人組だということも昨日まで知らなかったのです。日本のAIRみたいに一人でAIRなんだとばかり思っていたわたし。。。
ライブは新アルバムからの曲を中心に、ムーンサファリやヴァージンスーサイズのサントラなど、思いっきり痒いところに手が届く選曲。「レディオ ナンバーワン」と、ヴァージンスーサイズのテーマ曲のボーカルって同じ人だったのですね。なんか雰囲気や声の感じが違うから、曲のたんびにボーカル替えているのだとばかり思っておりました。なるほど、なるほど、こういう感じなのか。小さな会場ながらけっこう機材が大がかりで、舞台と観客の間に微妙な見えない溝が出来てはいましたが、なかなか素敵なライブでございました。ただしかし、きっかり1時間でアンコールなしって淋しいものですなあ。



4月26日(木)レゼジー→リモージュ→パリ
近くの洞窟に行くにはサイクリングが一番!ということで、早めに起きて観光案内所で自転車をレンタル。自転車に載るのは10年ぶり、上手に乗れるかどうか心配でしたが、流石自転車本場の国、スポーツ自転車なのに私でも乗りこなせるほど安定しており、おまけに10段階変速ギアがついておりきつい坂道でも快適そのもの。緑の中を思いっきり漕ぎまくって、目的地のグランロックを目指します。爽やかサイクリングっていいもんですなあ。昨日から洞窟と崖に飢えている我々、がむしゃらに自転車を漕ぎまくります。お目当ての洞窟、グランロックは鍾乳洞。ガイドさんと一緒に洞窟奥深くまで潜っていきます。ここの洞窟はムッシュなんとかさんが、20年以上こつこつと、洞窟探検するための穴を掘って掘ってようやく探し当てた洞窟なんだそうで。何万年もかかって成長した石の林、きのこのような薄オレンジの岩、キラキラした三角形模様の床(分子の形が三角形で、そのおかげらしい)、自然の神秘ってやつに息を飲みます。洞窟不足も解消され、且つ生まれて初めての鍾乳洞にうっとり。そんな自然の神秘の他にもぬめりにぬめった長さ20センチほどの乳白色の石棒に息を飲んだりもしました。うーん、分かりやすい形をしている・・・ と、そんな我々に、心優しい女性ガイドさんたら「うふふ、溶けたアイスクリームじゃないのよ(はぁと)」ですって。。。。すいません、メルヘンじゃなくてごめんなさい。そんな年齢じゃなくてすいません。あばずれでごめんなさい。ほんとほんとすいません。ああ、純粋に生きていくって難しい・・・
んで、鉄分が多いと石はオレンジっぽく、マンガンが多くなると石は白っぽくなる、というまめ知識を洞窟で得てから、自転車でひとっ走り。今度は宿の前の「先史博物館」というクロマニヨン人ラヴな博物館を訪問。やっぱり、フランス人のエロ好きは言葉が生まれる前からのものなんだなあ、と考えずにはいられないあけすけな性器信仰っぷりにほのぼのとしました。やっぱ小作りは大事だよなあ。
午前中はそんな感じで洞窟にうっとりし、午後からは電車に乗ってリモージュへ。リモージュ焼という、フランスを代表する陶器を生産する街は、なんとなーく、なんとーなーく、鄙びた感じや坂の多いところがエジンバラっぽい。とりあえず街に来たら大聖堂へ、ということでサン・エティエンヌ大聖堂を伺います。観光客もほとんどおらず、建物も比較的新しい教会ですが、天井の高さといいステンドグラスから降り注ぐ色とりどりの光といい、館内を静かに流れる中世音楽といい、なにげに南仏テイストな壁紙の場所といい、教会マニアにはたまりません。んで、その隣の市立博物館で、リモージュのもう一つの名物である七宝焼きを堪能。緻密な工芸がこの土地の売りなのですね、色使いの微妙さに息を飲んでみました、ごっくん。現代七宝っていうのも、なかなか面白いなあ。
んで、その博物館の前にあるフランス式庭園でマターリとしてからてくてく歩いて国立博物館へ。ここは、リモージュ焼&世界各国の陶器を集めたなかなか面白い博物館。ヨーロッパの陶器(スペイン除)って、一瞬みんな同じに見えてしまうけれども、こうやって一同に介してみると、やっぱりドイツはドイツな感じだし、イギリスはイギリスな感じで、セーブルもリモージュもやっぱり微妙に違っています。この辺りが好きな人にはきっとたまらないんだなあ、と何故か非常に客観的な感じで陶器を見つめてみたりします。陶器についてうっとりと熱く語れるおばあちゃんになってみたいものだなあ。
そんなこんなで時間が来てしまいました。みんなは旅を続けますが、私は明日AIR(元BAKUではない方)のライブのチケットを取ってしまっていたため、一足早くパリへ帰らねばならないのです。もう少しリモージュや他の地区(そういえばリヨンに行くことになっていたのにぃ!ごめん、リヨンの友よ!)もまわりたかったのですが、AIR(動物実験に思いを巡らしたりはしない方)のライブも、とっても大事なのです。ということで、私は一足早くパリに帰宅。夕飯はPAUL(サンジェルマンとかポンパドールな感じのパン屋)リモージュ店で買ったブリオッシュでございました。ああ、時間が足りない・・・



4月25日(水)ペリグー→モンティニャック→ラスコー→レゼジー
朝早めに起きてペリグーの街探検。あいにくのどしゃ降りで思うようには動けませんでしたが、この街って思った以上に可愛らしいのですな。昨日は夜の到着だったので気がつきませんでした。道幅といい、石畳といい、街並みといい、ほんと絵に描いたような「フランスの小さな街」ですな。もっともっとこの町にいたい、と思ってみたものの、バスの出発時間はもうすぐそこ。不思議な丸い形の屋根をもった大聖堂も、外観しか見ることができず、フォアグラ満載の朝市も素通りして次の街モンティニャックへ。ああもったいない。
山の中の小さな街モンティニャック。ラスコーの洞窟に一番近いこの街に行くには、一日に3本しかないバスを捕まえるしかありません。通学バスと化した(学校へ行く児童たちのためだけにある一日3本のバス)モンティニャック行きのバスは、山間をただただひたすら走ります。牧場にガチョウの大群がいるのがこの地方の特色でしょうかね。強制的に肥え太らされ肝硬変にさせられたガチョウさんのバックには人間のエゴも優しく包み込む広大な大自然。のどかなひとときです。
で、モンティニャック着。ラスコーの洞窟(現在は複製洞窟のみ見学可能)に行くには、ここの観光案内所でガイドツアーの予約をしなくてはなりません。んで、その際に洞窟へ行く道順を尋ねたら・・・

「車は?」  「いえ、歩いてきました」  「・・・・え・・・・」

絶句されてしまいました。とにかく歩いていくのは大変だそうで1時間はかかるとのこと。地図で見ると2キロ程度の距離だから30分で行けると思うんだけどなあ、と思ったら大間違い。歩いてみて分かったのですが、2キロというのは直線距離、もちろん洞窟というのは山の中にあるもので、つまり実際にはとてつもない急坂だったり急カーブがあったりで、とにかく徒歩で行けるような場所ではないのです!そういえばここら辺で見る自動車は殆どが四駆。世界的に有名な移籍なんだから直通バスぐらい作ってもいいのに・・・ しかししょうがないので歩いて現地まで。とんだハイキングだぜ、まったく。
んで、ようやくラスコーに到着。ガイドさんたちと複製洞窟(ラスコー2)の中に足を踏み入れます。複製とはいえライトに照らされた動物たちの群れの迫力といったら!ガイドさんの説明(久米明のナレーションに脳内変換)によると、かつてのここの住人さんたちはとにかく描くのが好きらしくて、過去に描かれた絵や動物の並びなど、まったく無視して描きたいように描いていたらしくて、そのために沢山の動物が重なり合って描かれているそうな。そういえば動物の群、思いっきり重なり合ってますねえ。オモロオモロ。こんな素敵な壁画の洞窟、もっともっと堪能したい、次の広場にいきたい、行きましょう、ガイドさん!って思っていたら、なんとこの洞窟。全15部屋ほどある本物のラスコーの洞窟のうちの2部屋しか複製していないんだってさ!なのでガイドツアーは15分で終了なんだってさ。おいおい、きいてないよー 1日3本しかないバスに1時間揺られて、1時間坂道歩いて、そんでもって15分しか洞窟見られないとは何事だ!しかもよく考えたら本物のラスコーじゃないところが、なんか腹立たしい。洞窟マニアの我々はかなり不完全燃焼。洞窟に対するもやもやした気持ちは別の洞窟で発散するしかありません。とりあえずまた歩いて(下り坂なので今度は楽)、モンティニャックの街に戻り、地元のクレープ屋さんでシードル飲みながら新たな洞窟を求めて作戦を立て直すことに。うーん、もう少しいっぱい壁画が見られると思ったのになあ・・・ 歩き方は信用できないなあ・・・ しょうがないのでモンティニャックから25キロほど離れたところに、レゼジーという、洞窟やら岩やら崖やらが沢山ある街があるそうで、次はそこに行くことにしました。

しかし交通手段が・・・ ペリグーの観光案内所では、モンティニャックからレゼジーまではバスが出ていると教えてもらったのに、こちらの観光案内所では「そんなもんない」とつれない返事。ペリグーとレゼジーは電車で繋がっているのですが、ペリグー行きのバスは6時過ぎまでないし(この時点でまだ2時)、4時間も時間をつぶせるほど、ここの街は大きくもないし・・・ そんな困っている我々に、観光案内所のおばちゃんは「ヒッチハイクが一番早いわよ!」とのこと。ヒッチハイク・・・ 女子だけでヒッチハイクって危険じゃないのかしら? との問いに対しては「ここは田舎なんだから、悪い人はいないわよ! 絶対大丈夫!」と、「田舎=いい人ばかり」説を前面に押し出して、ヒッチハイクポイントをいろいろと教えて下さいました。ほんとうに田舎はいい人ばかりなのかなぁ、人口が少ないから悪い人が少ないだけなんじゃないのかなぁ、つか東洋人を3人も車に乗っけてくれるいい人って田舎に存在するのか??? 
と思ったものの、親切に教えて下さるし、我々の洞窟不足から来るもやもやもピークに達しているし、なにより他に方法がないので、とにかくやってみることにしました。 てくてく歩いて大きな通りに出て、とりあえず親指を立てて見るのですが、なかなか難しい。というか、こっぱずかしいっすね。恥ずかしいので親指は立ってはいるが、腕は斜め下気味ってな感じで、これでは前だけを見て運転している、フランス人には気にもとめてもらえません。なんとか力を振り絞って腕を上げること約5分、あっけなく一台の車を捕まえることが出来ました。しかも、なかなか気のいいお姉さん。いやぁ、やってみるものですねえ。お姉さんはレゼジーに到着するまで、いろいろな名所を解説してくれたりして、かなーりいい感じの車中を過ごせました。お姉さん曰く「ここら辺は岩ばかりで、あんまりいい景色ではないわ」とのこと。いや、我々崖マニアとしてはその岩肌がいいのですよ。と言おうと思ったのですが、そういえば我々はにわか崖マニアだったので、あんまり訳知り顔で解説しても、本物の方に申し訳ないと思ってやめました。とにかく岩が多くてよいですね。到着したのは4時、切り立った崖の麓にある大通りは、フォアグラ屋の他に石屋さん(つげの漫画に出てくるのとは全然違う)があるのが、この街ならではですかね。とにかくここは洞窟ばかりの街。ホテルの前も大きな洞窟があったり、街の近くにも沢山の洞窟があるようです。こりゃあ明日が楽しみだ。日も高くなってきました。ホテルの前のすてきな川辺でディナーと洒落込みます。日の入りが9時過ぎってすごい国ですね。



4月24日(火)トゥールーズ→ペリグー
カルカッソンヌを出て午前中はトゥールーズを半日観光。この街は煉瓦造りの建物が多く、街全体が赤茶けており、その赤茶色とと空の青色の組み合わせがなんともいえず美しい。時間がないので足早に街をうろつきます。駅に荷物を預けてまずはサン・セルナンバジリカ聖堂へ。ロマネスク様式のこの聖堂は素朴なのに荘厳。高さ150mという高い高い八角形の鐘楼がついておりまして、その鐘楼がまた青空に映える映える。流石フランスで最も美しいと言われる聖堂なだけのことはあります。
そして、うっとりしながらジャコバン修道院へ。小さなドアをあけると、そこには高い天井からステンドグラスを通して注がれる光の洪水。うぁぁぁぁ、光で鳥肌が立ったのはヴァンスのロザリオ聖堂以来のことです。あそこはブルーの光でしたが、こちらの光はオレンジや赤色などの暖色系。煉瓦色の壁にかかる暖かい光の色がこの世のものとは思えん魅惑っぷり。隣にある回廊も思いっきり中世ムードで、中世マニアにはたまりません。うーん、素晴らしい。その後、昼休みでパンを買いに走る男子高校生を尾行してみたり、川縁に行ってみたり、オサレなサロン・ド・テに行ってカヌレを買ってみたりしながらトゥルーズライフをエンジョイしたりしました。やっぱり半日じゃあ足りないなあ、また来よう。
んで、午後から電車に乗って次の予定地ペリグーへ。途中、電車を間違えて血の気が引いたりしながら辿り着いたペリグーはフォアグラの街。やっぱ、滅多に食べられないものだから、ここは奮発して食べておくべきでしょう。ちゅうことで街にくり出し、よさげ(もちろん値段的に)なレストランで。
前菜はフォアグラのパテ。はじめてのフォアグラはねっとりしていながらも後味すっきり。フォアグラといっしょについてきたコンソメゼリーもなかなかのもの。こりゃあワインが進みます。その次に来たのがエスカルゴの赤ワインじっくり煮込み。フレンチで食べるエスカルゴは初めてでこりゃまた美味しい。こってりしたソースとあわびのようなエスカルゴがいい感じに組み合わさっていてこりゃまたすごい。んで、メインが鴨を焼いたやつの上にどっぷりとフォアグラが乗っかっているやつ(名称忘れた)!これが、んもう、絶品! こんなに贅沢なものを食べてしまったら、もう、以前のような粗食には戻ることができません、ってなぐらい美味しい。世の中にこんな美味しいものがあってよいのでしょうか・・・ そんでもってデザートのクリームブリュレもまたオツでよろし。そんなセットで120フランというのはやっぱりお安いのでしょうねえ、私にはとても高いのですが。。。1週間分の食費が一回の食事でおなかの中に消えていきました。しかし、美味しければそれでよいのだ。



4月23日(月)カルカッソンヌ
トゥールーズに到着したのは朝7時。素晴らしく晴れた爽やかな朝でございます。しかしそんな朝っぱらから開いている施設なんてマックぐらい。なので、そのまま近くのカルカッソンヌという街に行くことに急遽決定。急いで切符を買ってローカル電車に飛び乗ります。
カルカッソンヌはお城の町。そのお城&城塞の眺めはそりゃあ、素晴らしくて素晴らしくて世界遺産になっているくらい。城マニアにはたまらない一件です。1時間ほど電車に揺られ到着した我々、シーズンオフのために100フランちょいで「城ビューなテラス付き」ホテルに泊まることができました、こりゃすげえ。早速荷物をおいてお城見物にくり出します。 中世のお城、城壁と一緒に眺めても美しいし中に入って細部を見ても美しい。余計な装飾がなくって、ただ「守るだけー」なお城なのですが、そのシンプルで機能だけを追求しているところがまた良い。城壁の中の街も、それほど観光地化されておらず上品でなかなか居心地がよい。同じお城を売りとするモンサンミッシェルとは雲泥の差っすよ。ガイドさんについていって城壁の上を歩いたり、見張りの塔に登ったりしてみて、余すところ無くお城を堪能。いやあ、お城訪問っていいものですなあ。
んで、ホテルのおじさんに教えて貰ったお薦めレストランでランチ。こっちの名物料理「カスレ」をいただきます。カスレは白インゲン豆と肉をじっくりコトコト煮込んだ料理でございます。パリでも缶詰でよく食べていたのですが、やっぱり本場もんのカスレは美味い美味い!ほんのり焦げた肉を白インゲンの甘みが包み込み、それでいてしっかりとした塩気もあるのです。やっぱり名物料理は食べておくものだなあ。城下町には、南仏テイストの可愛らしい雑貨屋さんや石鹸屋さんが建ち並び、なかなかいい感じ。お城を降りて街の商店街に行ってみても、かわいらしいお店が多くて物価は安いし、これまたいい感じ。夜はお城の見えるテラスでゆったりとワインを飲みながらディナー。日は高くなって、9時を過ぎてもまだ明るい今日この頃、外でご飯っていいものです。10時を過ぎてようやく暗くなって、ライトアップされたお城にかなり癒されれました。
一日でまわれるコンパクトさもよいし、人も優しいし、なにより食べ物が美味しい。そんなカルカッソンヌにかなりラブです。



4月22日(日)夜行列車
午後からポンピドゥーに「ベルベッド・アンダーグラウンド」を見に行く。ただいまポンピドゥーの映画館は、ポップアート映画特集で、今週はウォーフォル週間なのです。その名の通りVUの映画で、最初から最後までだらだらずーーーーーーーっと、VUとニコとがセッションをしているだけというグダグダムービー。けんども、ルー・リードの若かりし頃のお姿、格好いいもんですなあ。ニコのすれたダラダラオーラもなかなかいい感じでございました。誰も喋らないし、笑わないし、ガムラン並みに突然終わるという、全く盛り上がらない映画でしたが、あの時代の雰囲気が少しだけでも理解できてよかったよかった。映画の余韻に浸りながら、またもやファラフェル食べにマレ地区へ。やっぱファラフェル美味い、美味い。他の中近東フードも開発してみなくては。
んで帰宅。夕方から軽く食べて、オステルリッツ駅まで行ってトゥールーズ行きの夜行列車に乗り込みます。バカンス明けのために、6人部屋のクシェットを我々3人だけで貸し切ることができました。ちゃんと鍵もかけられるし、お水や耳栓も貰えるし、寝台も小さい日本人にはぴったり、なかなかいい感じの電車です。ちょっと寝ればすぐに目的地に行くことが出来る。電車の旅って便利でよいものですなあ、と余韻に浸りながら寝る。




4月 21日(土)
いそいそと履歴書を書いてみる。拙い語学力でcv(履歴書)を書くのはやっぱ本当に難しいのです。なので朝から作業して、出来たのが午後4時過ぎ。郵便局が閉まる11時30分には完成してるはずだったんだけどもな・・・ しょうがないので、観光も兼ねてパリの中央郵便局ってとこに行ってみることにしました。パリのど真ん中にある中央郵便局は24時間営業というありがたい郵便局で、且つヴィクトワール広場のすぐ近くというなかなかの好立地。オサレな若者がぐるぐると徘徊しておってなかなかご機嫌。無理矢理用事作らないと行けないような敷居の高い所でございますので、こういう機会はありがたいものです。ゆったり人物見物でもしましょうか。郵便局はフランスの典型的なお役所建築。薄暗く、汚く、どんよりしていて、局員はもちろん無愛想。分かりやすいフランスって感じがここにありました。並ぶのもイヤだし、並んで局員と揉めるのもイヤなので、自動販売機で切手を買ってポストに投函してしもうた。これだから語学が上達しないのだ・・・
夜になってモンサンミッシェルからの友人達が帰宅。彼女達曰く「フランスの江ノ島だった」とのこと。みな同じ事を言いますね。オムレツ一つが150フランもする島、モンサンミッシェル。日本人の心をぐっと掴むモンサンミッシェル、どうしてみんな行きたがるのだろう?そこに行けば、どんな夢も、かーなーうとーいーうよー 誰もみな・・・(以下略)
そんでもって明日から今度は南の方に一週間ほど行くことになったそうで。なんとみなさん元気ですなあ、暇なので私もついて行くことにしました。急いで荷造りしなくては。。。


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