にっき
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6月 30日(土)
私がぐうぐう寝ている間に友人は住居を求めて出かけて行きました。とても律儀な方でありまして、寝ている私に気をつかって物音一つたてず身支度を整えてくださったのです、戸締まりまでしてくださいました、なんと心優しい。しかし、、、今まで気付かなかったのですが、このアパートって外から施錠すると、中から開けることができない作りになっているのですね、ドアが固まっててびっくりでございます。困ったなあ、朝から蟄居ですか、、、って、ほんとは毎日蟄居ですが本日に限って出かける用事があるのです。しょうがないので、玄関のドアの覗き窓から外を覗いて、人がきたら呻いて助けを求める、という行動をしばらく取ってみました。が、気味悪がって誰も寄ってきてくれません、というかみんな逃げていきます。たしかに気持ち悪いよなあ。それにこんな事ずっと続けていたら警察に通報されてしまうよ。困りながらふて寝してたら、幸いなことに別の友達が遊びに来てくれました、おお私はついている! 友達にドア越しに状況を説明し、私が内側から窓の外に鍵を投げ、その鍵を家の前の中庭で拾ってもらい、なんとか外から開けて貰って脱出。油断すると大変なことになるからフランスの住居はおそろしい。
んで、昼間から更に別の友人とシェルシュミディのおしゃれなレストランでブランチ、人気の店なので予約しないと入れないそうな。ここは南仏系のクリーム色な内装がすてきなレストラン、まずお好みのジュースorお茶とパンとの食べ放題から始まりました。絞り立てのグレープフルーツジュースにバターたっぷりのブリオッシュやらクロワッサンやら、これだけでおなかいっぱいっす。そしてオムレツやらガレットやらといった、ペンションの朝ご飯に出てきそうな小憎らしい軽めのメインディッシュ。ハーブが効いていてなかなか素敵。そして昼真っからこってりしたデザートでしめくくる、という形。朝からオシャレでリッチな気分っす。
どうやら、スノッブなフランス人は土日はこういったこじゃれた場所でブランチを取るのが流行しているそうですよ。朝と昼に100フランも毎週のように使えるなんて、みんな金もちでええなあ。つか、身支度整えてる間に、腹減ってきてなんか食べちゃったりしないのかな? わしはブランチに行く前に腹が減って腹が減ってヨーグルトやらシリアルやら喰ってしまったのだが・・・オシャレワールドの人々の胃袋は不思議でございます。
満腹後は街を徘徊。またまたアベスに行って、この間の洋服屋さんに行ってみたら、目を付けていた服はすべて売り切れとなっていました。なんということだ。



6月 29日(金)
お給料が出たので貰いに行く。なんとなんといただいた小切手はユーロ建て! 通貨統合は来年とEUさんの方から伺ってたんですけどねえ、みんな気が早いですねえ。。。明細見てもこれではいくら貰ってるのかぴんとこないっすよ、はい。小切手に書かれている通貨の単位はユーロだけれども、銀行に行って私の口座に入るお金はやっぱりフランだし、引き出すお金もフランだし、払うお金もフランだし、うーん、面倒くさい。まあ1ユーロ=6.55957フランと決まっておりますので、計算すりゃすぐに分かる話なんですけども。日本人には1ユーロ=110円=約6フランって考えた方がてっとり早いっすね。
しっかし、こんな計算を頭の中で繰り広げなくてはならない来年初頭、地獄絵図が目に浮かびます。フランス人は本当に本当に本当に暗算ができない。12フランのコーヒーと2.5ユーロのコーヒーとどっちが高いか結論出すのに3分かかってしまうほど。だからきっと1月のマルシェは大混乱、計算のできないお客さんとお店の人とで必要のない討論会が行われて、そんでもってありとあらゆるところで便乗値上げが起こって、みんなイライラするようになるのです。おお怖い怖い。そんな怖いところに通貨統合をいいことにニセ金を持って東から難民がどばどばとヨーロッパに押し寄せてきたりして、地下鉄の中はスリだらけ。おお更に怖い怖い。怖くならないうちに日本に帰っておこう。



6月 28日(木)
おきにいりのデザイナーさんのアトリエにいって秋服の注文。この暑さのなかでセーター着てマフラー首に巻き付けてたら頭がおかしくなってきました。なんと、みなさんすでに来年の春夏の制作に取りかかっており、さらに本日は来年の秋冬用(2002〜2003年)の毛糸を買いに行く、とのこと。世の中の流れの速さにはついていけませんですよ、まったく。いったいどうやったら来年の冬の流行のモードとか考え出せちゃうのかしら。不思議に思いながらもセーターとマフラーを注文、手編みなのでできあがりは9月だそう。早く寒くなってすぐに着られるとよいのだけども・・・
んで、夕方から空港に友人のお出迎え。今度の友人はワーホリ2期生、フランスの住居が決まるまで我が家に滞在の予定です。多分今の時期だったらすぐに家はみつかるでしょう。大韓航空の出迎えは2度目、なのでターミナルは間違えずにすんだのですが、ゲートの番号を間違えてしまって大変。Fに行くつもりでCに行ってしまっいました、友人を30分近く待たせてしまいましたよ、広い空港ってこういうとき大変っすねえ。



6月 27日(水)
バーゲンなので近所を徘徊、とりあえず近所のアベスへ行ってみます。2日目のアベスは昨日が死ぬほど暑かったせいか、死ぬほどきつい坂の中腹にあるせいか、まだまだお洋服が沢山。今までいったことのないエリアまで足を延ばしてみたら、あるわあるわ、こじゃれた洋服屋さんがぼこぼこ。沢山ありすぎてどの店から手をつけていいのか分からない状況です。このままでは破産してしまうので、とりあえず本日は何も買わないことを心に誓いつつ各お店を冷やかし。何も買わないと決まったら足取りが結構軽くなるもんですのう。んで、とあるお店でかかっていた音楽がなかなかいい感じ、なのでおかまの中国人店員に誰の曲かを尋ねてみたら、わざわざCDを裏から持ってきてくれました、イビザ島のコンピに入っている曲だそうです。イビザ島シーンは昔オールナイトで(ドリルキングかも)卓球がボロクソに言っていたので、全然聴こうともしていなかったのですが、おもったよりいい感じなのですね。スペインの輸入盤はフランスにも入っているのかな? 後で調べてみよう。それにしても、どのお店にもイザベル・マランの服ばかり、一時期のエルベの鞄並みっすよ、そんなに人気の人だったとはつゆ知らず。時代は知らない間に動いているもんですなあ、もう訳がわかりませんです。
そんなアベスを降りて歩いてやってきたはサンジェルマン。こっちのバーゲンはなんかやっぱり日本っぽいですね。みんな目を血走らせて、紙袋をわんさか抱えて、てくてくてくてくつかつかつかつか歩いております。みんなオシャレにかける情熱はすごいんだねえ。んで、前々から目をつけていたイスラエルの人のアクセサリーショップを覗きにいったのですが、宝石つかってるわけでもないのに、バーゲンなのに、吐き気とめまいを一瞬に引き起こすお値段のものばかりだったので、すごすごと退散してしまいました。せっかく山降りて川越えてみたのになあ、、、 んで、意気消沈しながらとぼとぼ歩いていたら、あらたいへん、鶴太郎の個展のポスターが目に飛び込んできました! サンジェルマンの広場の一番目立つところに貼ってあるのです。 おでん in Paris! 私がパリに行く数ヶ月前、あの浦辺粂子の物真似の人はちょこっとだけですが「お笑い回帰」な動きを見せていたのです。私が日本に帰って来る頃には小林旭の物真似の人はきっと自分の愚かさに気付いて美術館を畳むんだろうなあ、そんな事を思いながら私は日本を旅立ったものです。。。 しかし・・・ まだ病気は治っていなかったのですねぇ、というかもっと酷くなっているんですねえ、 文字の読めないこっちの人たちにあんなミミズの文字を見せて何が楽しいというのでしょう、まあハク付けのための個展だから誰が来ようが来まいがいいのですが、バーゲンの時期にわざわざ個展を開くっていうのがあざといっすよ。メインは買い物で、次に個展ってなわけでしょう。そんな人の説教文なんて誰がありがたがるかっつーの。お笑いでも俳優でもセコンドでも満足しないのかね、マッチくんは。むかむかしながら家に帰って久しぶりに色紙書いてあそんだ。



6月 26日(火)
仕事は終わっているのに学校には通わさせていただいております。いいのかなあ、、、まあ、ほんとに数が少ないみたいなので私一人いても授業には問題ないみたいだね。本日はフランスの雑誌についてお勉強。フランスのいやなところは本屋で雑誌が買えないこと、雑誌は雑誌屋さんかキオスクでないと買えません。つまりそれは立ち読みが出来ないということを意味します。日本だったらパラパラとめくって面白そうだったら買う、という当たり前のことが出来ないのです。会社帰りにちょろっとブックファースト寄って、春秋読んだ後に噂真読んでドトールで一息ついてからMacFan Internet読んで、月曜だったらスピリッツ、火曜だったらフラッシュ、水曜だったらフォーカスとマガジン、木曜だったらヤンサン、金曜だったらファミ通とフライデー、をじっくりよんで帰るという行動を毎月13日に取っていらっしゃる方ははフランスにはいらっしゃいません。それまで読んだことがない雑誌は見出しと表紙で判断せねばならないのです、これには本当に困ります。サイゾーみたいな雑誌があったら読みたいのですが、フランス人の店員にサイゾーを細かく説明出来るほどのボキャを持ち合わせていないし、説明出来たとしても自分で自分を貶めるのもアレやし。。。困ったものです。学校が終わってから残っていた仕事を仕上げ、申し訳ない・・・
んで、本日はソルド(バーゲン)初日。フランスではバーゲンを始める日にちは法律で決まっていて、あらゆるお店が一斉にバーゲンを開始します。普段お高く止まっていらっしゃるhabitat(フランフラン系オサレ生活用品屋)にふらっと立ち寄ってみたところ、紅茶が50%オフ、目元ひんやりシート(半永久的に使えるタイプ)が9フラン、等なかなかの投げ売り状態。いつもいつもこのくらいの値段だったらいいのですがねえ、他の店にも行ってみようかと思ったのですが、本日はとにかくとにかく暑くて暑くて暑くて暑くて・・・ 最高気温は37度らしいです、どこにも行く気がおきません。
しかし夕方はエリゼモンマルトルでWEEZER!もちろんこれは最前列でしょう、ええ最前列ですとも!ウィーザーさんたちは不思議な感じの人たちです、彼らの為なら女房を質に入れてもいい、とはこれっぽちも思ったことはないのですが、いつもすべてがグッと来る。それほど入れ込んだことはないのに、聴くたびに涙がでそうになる。どうしてなのかは分からないけど、きっとこれが「世代」って奴なんだなあ。ボクら((C)扶桑社 1988-2001)はウィーザーと同じ時代に生きていて、同じように泣いている人たちなんだなあ。ただそれだけ、時代が被ったというだけで好きなんだけども、だからこそそれがよいのです。人の感情の結晶を上手い具合に掬い上げて音楽にするリヴァースさん、あなたはずっとそのままでいてね、戻ってきてくれて本当によかった。前座のスーパーバスという女の子ボーカルのバンドが会場を暖めた後、ウィーザーさんたち颯爽と登場。ライブの序盤はグリーンアルバムの曲が中心、こんなに暑いというのにリヴァースさんたらチョッキを着ています、ポリシー? しょっぱなから飛ばし気味であります。パリのライブのいいところは、一番前のセキュリティの人に頼むと、持っているペットボトルの水を好きなだけ飲ませてくれるところ(まわし飲みを気にしない人には)。なので、ぐいぐい押されても脱水症状を起こさないで済みますし、水の譲り合いによって周りの人々と仲良くなれたりします、なので演奏が激しくてもなんかほんわかムード。ライブは新しい曲ばかりで観客も少し戸惑い気味だったみたいですが、少しずつ少しずつ「ウィーザー」からの曲を挟むようになり、最後の「buddy holly」のころには大盛り上がり。結局ピンカートンからは一曲も出てこなかったですが、アンコールは「only in dreams」と「surf wax america」、ほんとじわじわ素敵でよかよかな日じゃ。



6月 25日(月)
のどがイガイガして気持ち悪いので目が覚めました、イガイガといってもいがちゃんとはなんも関係なくて、ただただ異物感を感じるのです。おまけになんか変な臭いがする・・・ いったいなんだろう・・・ と思って起きあがると、壁一面に抽象画が! あいやー カビくんです。昨日の水漏れから一日、妙な暖かさと十分な湿気であっというまにカビくんがリベンジを仕掛けてきたわけです。今度のカビは今までに見たことのない新種タイプ。緑色とオレンジ色、そしてカマンベールみたいな白くてふわふわしたものとバラエティに富んでいます。今まで乾燥に悩んでいたフランスで湿り気に悩まされるとは・・・ 困ったものです。とりあえずカビに強いタイプの洗剤をつけた雑巾でふき取ってはいるのですが・・・ そんでもって、今回のカビは臭いがきついっす、こんな所に30分もいたらおいらの何もかもがかび臭くなってしまって、実るものも実らなくなってしまいます、たいへんたいへん。ということで、お香焚いて臭いを追い出しているのですが・・・ 風呂に入らない平安貴族と一緒で、臭いの原因を駆除しないと意味がないのですよねえ。壁はいつまでたっても濡れっぱなしのぐちょぐちょです。とりあえずアイロンあててみたのですが、壁に染みこんだ水分が全部出てくるのには膨大な時間がかかりそうです、、、とにかく鬱。



6月 24日(日)
壁の中の水滴の音で目がさめました。寝室の壁はさらにびちょびちょ、起きて台所へ行くと昨日より更に水浸し。日曜日ですがしょうがない、管理人さんの所に行って助けを求めることになりました。が、本日応対してくださった旦那さんには言葉が上手に通じず、さらに早朝で機嫌が悪かったようで「外の○○さん(管理人の総元締め?)ところに直接行ってこい」とのこと。なんだか分からないけどこれは「たらい回し」ってやつなのかな?でも管理人さんが相手してくれないのだからしょうがない。そこの家まで出向いて寝間着姿のマダムにお話をして水道屋さんを呼んでいただくことになりました。日曜日なのにみなさま申し訳ありません。でも、来た水道屋さんはこの間の人と同じだった・・・ また水漏れしてしまいそうだなあ。
んで、水漏れが一応止まったところを確認してオアシス vs ニール・ヤング&クレイジー・ホースというなんともすごい組み合わせのライブをベルシーまで。19時開場ってことで、勝手に19時30分始まりだと思いこんでいたら、なんとまあラジオの生中継があったようで19時きっかりに始まってやがってました。会場に着いたときにはすでに兄さんが一曲歌い終わった後。なんともったいない。
しっかしライブが始まっているというのに、西武の優勝が決まった後のロッテvs日ハム戦が行われている川崎球場のごとく会場の椅子席はガラガラ。好きな席に自由に座っても怒られなさそうな感じ。なので、スタンディング席を取っていたのですが、正面で眺めのいい席を勝手に陣取って座ってみることにしました。なんかスタンディング席はみんな中高生で、おまけにみんなで一緒に大合唱してるっぽいので・・・ いつもなら我先に前の方に行くのですが、オアシス好きの中高生と張り合う若さを持ち合わせていないのです。ゆったり座ってオアシスというのもなかなか。生まれて初めてのオアシスですが、ノエルってほんと育ち悪いねえ、遠くからだと米粒みたいなノエル君ですが、二三歩のっしのっしと歩くだけでその品のなさが見て取れます。話す言葉に必ずファックと入れているように聞こえます(というか、英語で知ってる単語がファックしかないのでそれしか聞き取れない)。そんでもって、あの男塾のエールのような感じで後ろに手を組んで歌うノエル。この歌い方は本当に格好いいのか?ありなのか?何度も考えてみますが正解は出てきません。ま、柏原兄弟もWINOも真似してやってたからきっと格好いいんだろう。でもなあ、、、ライブはリアムが場を盛り上げ、おいしいところをノエルがさらっていくという王道パターン。このパターンを3回ほど繰り返していい感じで終了。ライドの人がほんとにベースやっててびっくりでした。
んで、次はニール・ヤングなんですが、中高生どもったら! オアシスのライブが終わったらぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろぞろ帰りやがるのです。なんと、まあ、ものの価値がわからないお子さま達なのでしょう。おかげで会場は更に空いてきました。しかし、オアシスは見たくなかったと思われるおじさんたちも同じ数だけいたのです。ビールの飲み過ぎかハンバーガーの食い過ぎかのどっちかで以上に腹の出たおっさんたちが、ぞろぞろぞろぞろぞろぞろ入ってきて、思ったより会場が混んできました、世の中はバランスが取れているもんなんですね。さて会場のテンションと客の平均年齢が上がりきったちょうど21時、ニールのライブがはじまりました。ぉぉ、さすが56年もヤングを名乗っているだけのことがあるやあ。渋さのなかに激しさがきらりと光っておりますよ。どうやれば盛り上がるか計算された新旧織り交ぜた分かりやすいステージ運びの中、なぜかゴンドラにつるされたオルガンなど大味な大陸系演出が彼の格好良さを際だたせます。アンコールも2回もやってくださり、お客さん大喜び、オアシスが前座に見えてしまったほどでした(オアシスももちろんよかったのです)。ライブが終わったのは23時30分、あっというまの2時間半、長い演奏でもオーラと勢いがもの凄いので時間の間隔が吹き飛んでしまってました。とにかくヤングはんを生で見られてよかったよかった。



6月 23日(土)
ゲイパレードでございます。その名の通り世界中からゲイの方々とレズビアンの方々が集まってパレードを行う素晴らしい日。当日はパレードのためにリヨン駅からリピュブリック広場までの大通りは通行止めとなり、あたり一面ゲイタウンと化し、警察の方々はゲイの皆様のために交通整理に勤しみます。とにかく何もかもがゲイ&レズビアンの人々のためにある日。ここまで来るのには長い道のりがあったのでしょうが、やっぱとにかくすごいっすね、見た目が。
パレードはリヨン駅から始まるとのことなので、終点のリピュブリック広場から遡りながら見物することに。こないだ歩いたテンプルどおりの途中でパレードの先頭とぶつかりました。パレードに参加する山車は各団体ごとに特徴がことなっており、「行動するゲイ」な方々はいたってまじめに、仲良しグループやお店で出場されている方々はとにかくハッピーで煌びやかに動いております。みんなレインボーの旗を振ってレインボーな服をきて、とにかくレインボー尽くし。やっぱりシドニーオリンピックの日本代表のコスチュームってアレでソレだったんだなあ、と改めて実感です。パレードが進んでいくにつれて、山車(荷台の上でいろんな人が踊っている飾り付けたトラック)の人々の格好がどんどんエスカレートしてきました。とても美しいドラッグクイーンの方々、お世辞にも美しいとは言えないドラッグクィーンの方々、マッチョなふんどしの方、なぜかバイキングの格好で尻だけ丸出しの方など、昼間からかなりの背徳。もちろん見せつけるためにみなさん着飾ってきておりますので、写真撮影には気軽に応じてくださる方々ばかり。いたるところでカメラ小僧とドラッグクィーンの即席撮影会が開かれております、なんとまあ有明チックな。もちろん山車から流れてくる音楽はYMCA だったりGO WESTだったり、テクノだったりといたって分かりやすいものばかり。ミレーヌ・ファルメール(ズーレー整形歌手でアリゼちゃんとかのプロデューサー)もゲイの方々には人気のようです、類は友ってやつなのかな?
んで、パレード見学の後はリヨン駅近くの友人宅でまったり。友人の一人がもうすぐ帰国で明日急遽お別れ会をやることになったそうな。そしてそのメインディッシュを今から捕りに行くとのこと。 ? 捕りに? なんと、釣りだそうです。ヴァンセンヌの池で魚を釣って、そしてそれが明日のメインディッシュになるそうです・・・ パリの池で釣った魚を食べるだなんてみんなチャレンジャーだなあ、んで、私は明日の会には参加できないので(ちょっとほっとした)、みんなについていって心を込めて釣ることにしました。リヨン駅からヴァンセンヌまで移動して池の畔で魚釣り。釣り竿は手作りです、ワインの栓を浮きにして、おもりとテグスをくっつけて、持ち手はビール瓶、えさはカビが生えた食パン。上州屋がなくても釣りってできるんだね、お金かけなくても釣りってできるんですね、目からウロコがぽろぽろ、さっそく釣りに勤しみます。しかし・・・ 釣れるのはナマズばかり。通りがかりのおじいちゃんが言うには「んなもん、食べられるわけないじゃん」 とのこと。まあ、フランス人が食べないだけで、きっと日本人には食べられるでしょう、ってことで頑張って釣っていたら、隣で釣っていた東欧系の人々が「うちらはこんなの食べないから・・・」と言って大量にナマズをプレゼントしてくださいました。うーん、そんなにおいしくないのかな・・・ まあいいや、私は食べないから。と、そんなこんなで日没まで(23時前まで)釣りに勤しみ結構大漁。おいしいのか、安全なのかを考えなければいい出来です。
で、帰宅したら家が水浸し!なんと、まだ水漏れが直っていなかったのです。なんということだ。



6月 22日(金)
いちおう今日で会社とのちゃんとした契約は終わり。後は忙しいときにお手伝いに伺うといったシフトに変わります。短かったですがこれからもよろしくお願いいたします。なのに労働許可書は結局届かなかった・・・ なんなんでしょう、この国はいったい。ま、いいや持っていてもしょうがないパスやし、、、今日はさくさく終わらせましょう、ってな感じで仕事を終わらせようと思っていたら・・・ 終わらない、終わらないのです。パンフレット作りが全然終わらないよう・・・ 自分でも思っていた以上に仕事が遅い、それはパソコンのせいでもソフトが古いせいでもなくて、私の技量が著しく不足しているからであります。普通の人が一分で出来ることも5分かかってしまいます。みんな帰ってしまいました、というか私のせいで事務所の鍵を閉められないっぽい。ぅぅ、なんとまあ、また来週も伺って働くことになりました。すいません、納期までに仕上げられなくて・・・ 



6月 21日(木)
夏至。すなわちFete de la Musique、音楽まつりの日であります。国を挙げての音楽の日である今日はどんな所でコンサートをしても怒られない日。なので街は路上ライブだらけ、そして有名な人々もこぞって無料コンサートを開いてくださるので貧乏人にはたまらない日。記念すべき20回目の音楽まつりの本日は、いったい誰が来るのでしょう?会社の近所のリピュブリック広場には去年はオアシスが来たと言います。今年はいったい誰が来るのかしら?去年がオアシス級のビッグな人が来てくれるといいなあ・・・
ってワクワクしてたら、リピュブリック広場の無料ライブは、おもいきり意表をついてスコーピオンズ&ヤニック・ノアでした、なんじゃそりゃ。21世紀にもなってスコーピオンズとは・・・ それにヤニック・ノアを組み合わせてくるとは・・・ たしかにどちらもびっくりするような大物だとは思うけども、二組を結びつけるキーワードは「汗くさそう」ぐらいしか思い浮かびません。 スコーピオンズはヴァージン・キラーのジャケに間違えて反応してきた中学生 or 錨のついた服を着た狂熱の蠍団のおっさん達ばかりが集まりそう。ヤニック・ノアのライブにはテニス大好き軍団がなだれ込んできそう。まあつまり、ここの広場ではうんざりする展開は目に見えているので、この広場以外の場所に行くことになりました。仕事が終わって本番前のリピュブリック広場で友人と待ち合わせ。なんと、私が来るちょっと前までヤニックがリハーサルをやっていたそうで、ガラガラの広場でフランスの松岡修造の美声を拝めたそうな、疲れないで見れるならいいなあ。とりあえずビール引っかけて歩いてマレへ。
テンプルどおりを抜けてマレ地区はヴォージュ広場へ。ここの広場は中世の修道院のような回廊になっていて、5m間隔でミュージシャンが演奏を繰り広げていました。ファゴット&イングリッシュホルン&オーボエのアンサンブルや、ジャズのセッション、中世な合唱、どれもこれも素晴らしい。ケルト音楽をやっている人々の周りでは老若男女踊りまくっております、ハッピーでよいですなあ。ハッピー気分に浸りながらフラン・ブルジョワ通りのクレープ屋さんでシードル引っかけ。テラスでクレープを食べながら耳を澄ますと、いたるところから音楽が聞こえてきます。おお、なんかいい気分。すっかりまったり。
その後マレの喧噪を通り抜けてホテル・ド・ヴィーユへ。ここはテクノのステージです。今年の音楽まつりは20周年に加えて、2008年のオリンピック招致運動も兼ねておりまして、各無料ステージはかなりお金がかかっております。私のお目当てのベンジャミン・ダイアモンドはすでに始まっていました。彼はダフト・パンクの変名ユニット、スターダストのボーカリスト。めちゃくちゃ甘くて切ないな声をしています。パリで生で見られるとはこれっぽっちも思っていなかったので、途中からでも見ることができて本当にラッキー。思っていたよりマッチョな人で、ピコピコした音に鳴きのメロディで周囲の金のない若者達を大盛り上げ。この手の音楽は人種を選ばずハッピーになれていいものです。
んで、その後またマレに戻って辺りを散策。時間が進むにつれて客も演奏者もどんどん増えていき、同性愛の方の住まわれる方は阿鼻叫喚のテクノ地獄&出会いパーティーの場と化しております、おお。んで、あんまりにも凄い人で一時期友人とはぐれてしまったりしましたが、なんとか再会。気を取り直して今度はバスティーユまで歩いてみました。音楽のない道路、演奏のない道路はほとんどなく、とにかく面白く、とにかく素晴らしく、とにかくハッピーな気分。長く住んでいる人々は「五月蠅いだけ」と言っていましたが、やっぱりこのような行事が実現できるというだけで素晴らしい国だなあと思った次第。あいやー おもろかった。



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