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7月 31日(火) アントワープ 朝食はコーヒー+パン+チーズ+ハム+バター+ジャム、コーヒーはおかわり放題なのでなかなか腹いっぱい。おっさんたちは朝からビールを飲んでいます、飲まなきゃやってられないのでしょうか、すごいなあ。 さて、資金繰りもなんとかなり、足下ばかり見ていた自分にも少し余裕が出て参りました。ベルギーはフランスより格好いい人が多い気がします、服屋さんの店員も男女揃ってスタイルよく、顔つきも引き締まっています、住む国間違えたよ。世界で一番ダイヤモンドが集まるこの街は、観光都市であり産業都市であり、そしてファッションの都市であるアントワープ。本日から念願だったファッションまつり見物です。街の中心にある農協ビルでチケットを買い、そのビルの前から出発するシャトルバスに乗り込みます。展覧会は4つの会場で分散して行われており、市の中心部と離れている会場へはクライスラー社様ご提供のシャトルバスに乗って行きます、ちなみにドライバーは学生バイト。運行ルートも車内トークも全てがバイトさん裁量というアバウト設定。この国には二種免許とかは存在しないのかしら、と荒い運転の車内で不安になりつつ、最初の会場であるアントワープ近代美術館に向かいます。。 さて、この美術館の展示テーマは「mutilate?」。体に傷をつけてもあなたはそれを美しいというの?ってな感じでしょうか。世界中で「美しくあるために」体に変形を加える人々や風習を展示しています。纏足の人々の靴とレントゲン写真、首長族の家庭で生まれた女の子が初めて首輪をはめる(そして一生外すことはできない)「はじめてのくびわ」儀式のVTR。唇にピアスをしてそのピアスを少しずつ少しずつ太くしていき最終的にはフリスビー大まで広げていく部族、ボディーペイント、不思議な髪型・・・ そんな西欧の価値観では「?」な風習から、高いヒールやコルセット、ペチコートまで、世界の人々の「美しくあるために」の体を変形させている事象を展示しています。美しくありたい、思うことは同じなのに、その属する共同体や時代によって、どうして人々のすることはこんなにも違ってくるのでしょう。かなり刺激的な内容の展覧会でした。あまりにも刺激的すぎて入り口に「心臓の悪い方の入場はちょっと・・・」みたいなことが書かれていてオモロでした。売店で「アントワープファッションマップ」なる本を購入、この展覧会専用に作られたガイドブックのようです、なんと日本語版までありました。日本人もいっぱいくるんだねえ、しみじみ。お昼は市の中心まで戻りサラダとビール(トラピストもの、名前失念)。昼から飲むビールは美味い。 次もシャトルバスにのって「RADICALS」なる展示を見に。この会場がなんと、、、土手。市からうーんんと遠く離れた港の近くの土手でございます。土手の周りには海と広がる大地しかありません、こりゃあシャトルバスも必要になってくらぁなあ。その土手の上に高さ20メートルぐらいのパネルが十数枚円形に並んでおり、円の中心からそのパネルを鑑賞するという仕組みになっております。なんにもない殺風景な土地に並ぶ、解説もなんにもなしでただただ並ぶ巨大なファッション写真、なかなかシュールで面白いです。しかし「観賞後は、近くの土手を散歩し、草の上に座って、すばらしい港湾都市アントワープの景観を楽しんでください」だそうですが・・・ ほんとになんにもないじゃん!「独特のフィーリングが湧いてきます」だそうですが・・・ そのうちこの辺も再開発されて立派になるのでしょう、しかしここまで何にもないところは・・・寂しくて切なくて虚しいフィーリングを独特と呼ぶのか、この国は。 んで、市内まで戻って今度は「2 womens」。ルーベンスの家前が会場のこの展覧会では川久保玲とガブリエル・ココ・シャネルの二人についての展覧会、とはいっても川久保フューチャリングシャネルって感じで、コムデに関してはショウのVTRを流すだけの構成でした。シャネルの一本筋の通ったファッション哲学について川久保さんと一緒にお勉強していきましょう、ってな感じでしょうか。在りし日のクラウディア・シファーは美しかった、ラガーフェルドのおっさんは悪人ぽいけど品がよい。 さて、三時のおやつ、ワッフルです。ベルギーといえばステラおばさんのクッキーと同じくらい臭いことで有名なベルギーワッフル、ご当地で食べなきゃもったいないでしょう。ワクワクしながらワッフル屋に入り注文しました、そして運ばれてきたワッフルは・・・ うぇーん、間違えてブリュッセル風ワッフル頼んじゃったよう〜 想像してたのと違うよう〜 食べたかったのと違うよう〜 そうなんです、この国ではその土地ごとにワッフルの種類ってやつが違うんです。この地方では浅草に売っていそうな薄くて固いワッフルが主流だそうで、それを食べようと思ったんです。でもでも、メニューのフラマン語が読めずに違う土地の分厚くてふわふわなワッフルを注文してしまったのです・・・ 美味しいからいいんだけど、やっぱりちょっと悲しい・・・ 明日もおやつタイムを作らなくては。 そんなこんなでタイムアップ、展覧会場が閉まる時間です。残りの一つは明日に回すとして、歩きすぎて疲れたので本日はホテルでお食事。スープにハンバーグにフライドポテトにパンにビールで1000円弱。海の男達用の食事は安くて美味しいです、ビールはフランスでも売ってる「STELLA ARTOIS」。本当は別のビールを飲みたかったのですが、バーカウンターのお姉ちゃんや海の男達さんが「おめえさんにはこれ以上強いのは飲ませられないって、HA! HA! HA!」とか言われてしまいました。なんだよ、人を見た目で判断するなっちゅうねん。んで、ほろ酔い気分で部屋にもどってエロチャンネルにしたら、一方のチャンネルは新作だったのですが、片方のチャンネルは昨日別のチャンネルでやっていたエロ動画と一緒のものでした。どうやらこのホテルには3種類しかエロビデオがないみたいです。日本の高校生だってもっと沢山もっているというのに・・・ とにかくピアスとか刺青とかしていない女優さんのソフトなやつはこのホテルにはないみたいです、おえー。しょうがないのでMTV見て踊りながら寝ました。 7月 30日(月) リール アントワープ 本日からベルギーに遠征です。3時就寝7時起床、とりあえずリュックに必要なものを詰めてあたふたと北駅へ。当初はバスで往復を考えていたのですが、ヤングなパスを使えば電車もバスとたいして値段が変わらないことが判明。もちろん所要時間も大幅に短縮です。なので迷わず電車で行くことに。家で朝食を取る時間がなかったので、リュックサックに荷物を放り込みながらじゃがいもを茹で、それを電車の中で食べることになりました。やっぱ茹でたイモはうまいなあ、目をきらきら輝かせてイモをほおばっていたら隣の席に座っていた女の子に「ドイツ人みたいだね」と笑われてしまいました。どこの世界でもドイツといえば「いも」なんですなあ。 パリを離れて10分後には農村、のんびりと電車は進みます。パリから一時間ほどの距離にあるリールという北にある都市で乗り換えなのですが、パリ→リールの電車とリール→アントワープの電車の待ち合わせ時間は9分、しかし・・・ よくありがちなことですがリールには5分遅れて到着、そして広いホームをうろうろしている間にアントワープ行きの電車は定刻通りに出発・・・ なんちゅうこっちゃ。しょうがないので次の電車が来る1時間後までゆっくりとリール観光に繰り出します。 リールはパリ、リヨン、マルセイユに次ぐフランス第4の都市、、、の割にはしょぼい。駅前は平塚みたいに妙に道路が広く、しかし建物の高さは低めなため(木造が多いのかな?)とにかく日陰がなく、照り返しがきつい。目的もなくリュックを背負ってふらふら歩いてたら熱中症にかかりそうです、いやはやフランスのガイドブックも持ってくればよかったよ。なんにも情報がないまま駅から大通り沿いを歩きます。やっぱりちょっと街並みは北の風情、建物もカフェの看板もどことなく北っぽい。バカンスだからか働いているからか、通りに人が全然いなくて不気味な街、だらだら歩きながらオペラ座や時計台など主要な場所を見学したらちょうど良い時間、1時間あれば堪能できる大都市でありました。 そしてリールを離れて約2時間、アントワープ、アントウェルペン、アンヴェール、3つのうちのどれかの街につきました。まず最初にすることはベルギーのお金を手に入れること。私が持っているのは以前ブルージュに行った時にあまった200ベルギーフラン(×3円)のみ。フライドポテトを頼んだらビールが頼めない額です。なので、日本の口座からトラベルマネーカードを使ってベルギーフランを調達します、、、 が、なんだ、この銀行不足の国は!フランスはどんなところにでも銀行はATMが進出していて、それこそ石を投げたらATMに当たるってなほど、それがこの都市ときたら! 駅前をうろうろ歩き回り走り回り、漸く一軒見つけることが出来ました。もちろん数少ないATMですので長蛇の列。10分ほど待ってどうにかこうにか自分の番がやってまいりました。しかし、あれ?あれれ? ATMの壁に貼ってある「このカード受付ますよ一覧」にトラベルマネーカードのマークがないのです。とりあえず無視してカードを突っ込んでみたのですが、やっぱり吐き出されてしまいました。 ??? しょうがないので別のATMを探して同じようになってみたのですが・・・ やっぱり吐き出されてしまいました、これじゃあ現金調達できません。 困ったーーー しょうがないのでVISAでキャッシング。。。。しようとしたら暗証番号を打ち込んでも「It is wrong number」の表示がでるばかり。2回トラベルカードためして、さらにVISAのキャッシング2回ためして諦めて他のATMに行って(3回やると飲み込まれるので)という不毛な行為をアントワープの街中で繰り広げましたが、やっぱりお金は出てこない。宿代とか食費とかはクレジットカードでなんとかなるとしても・・・ 金曜日まで現金200BFでどうやって過ごせばいいんだろう、、、 どうしたらいいのかよく分からないので、とりあえず観光案内所に行って同種のトラブルがなかったかどうか訪ねてみることにしました、場違いな質問ですみません・・・ 観光局の人はもちろんそんなカードのことは全く知らないとのこと。電話帳を借りてこのカードの緊急連絡先であるJTBの番号を調べたのですがブリュッセルにもオフィスは無いようで・・・ と、そんなこんなしているうちに奥さんが日本人という内勤の方がやってきてくれました。困っている私をみて受付の方がわざわざ電話して彼を呼びだしてくれたのです。しかも、それだけではなく彼は自宅の奥さまに電話をかけて下さり、お忙しい奥様までもがわたくしめの相談に乗ってくださったのです。なんと暖かい街なんでしょう。けれどもやはり奥様もご存じなく、しょうがなく当座のお金をフランスフランで両替して、しばらくのあいだ持ちこたえる事にしました。とはいっても、500フラン(×20円)で旅先の一週間を過ごせるかどうか・・・ まぁ、今日一日ATM探しまくって、もしダメだったら、明日の早朝にリールまで戻って駅前のATMでフランスフランを引き出して、ベルギーで両替すればよいですよね。はやく通貨統合してもらいたいもんですよ。 午後遅くなってしまってユースは満杯。しょうがないので観光局の人のお薦めの、ユースよりちょっとだけお高いシーマンズハウスという宿に泊まることになりました。港のそばにあるこの宿は、以前は「海の男専用宿」だったそうですが、近年になって一般の人にも開放されることになったそうです。観光局の人曰く「マッチョな人ばっかりだけど、とっても安全よ、ほんとに安全よ、嘘じゃないわよ」とのこと。付け加えるように安全を連呼してて怖いです・・・ ま、泊まれるならどこででも・・・ って、行ってみたら本当にマッチョが宿の中をうろうろしていてびっくり。こっちの海の男さんはバイキングさんみたいです、もちろん心優しい方々ばかりです。けんども、けんども、、、宿のエロチャンネル(2種類)が長い航海をしてきた海の男さんのためにもりもりハードで直接的な内容になっていてげんなり。もう少しソフトな路線のものはないのかしら・・・・ さて、宿で一息してから、ATM探しと街探検をしながらノートルダム大寺院へ。ネロとパトラッシュがルーベンスの絵を見ながらお亡くなりになったあの教会です。教会主催の無料のガイドツアーに参加して、いろいろこの教会について伺いました。ベルギー一大きなゴシック式大聖堂、昔のローマ教会の跡地にこの教会は建っているんだとか。ルーベンスの例の絵もじっくり鑑賞、はりつけにされて死んだイエスのおじさんは太りすぎだと思いましたです、はい。 そんなこんなで、腹がすいたのでポテト&ビール。こっちはフライドボテトにマヨネーズをたっぷりのセルのがデフォルト。ビールは「Duval」、どうやら一番ポピュラーなビールみたいです。さっぱりしていて飲みやすく、そして美味しい、コーラより安いし。しかし、金もないのに買い食い・・・ 酔っぱらいながら街を歩きます。道にあるATMは全て試しておりますがうまく行きません。やけになってレコード屋さんに行ってCD漁り。税制が違って(フランスはアーティスト保護のためにCDが激高)、フランスと同じCDがとてもお安くなっております。思わずカードで買ってしまいました、つか金・・・ あんまりお金のことを考えていると、心が狭くなってしまいます。そうだ、あのATMでダメだったら、明日リールまで行けばよいんだ、これが最後のチャンスなんだ。そんなことを考えながらルーベンスの家前のATMで引き出そうとしてみたら、いとも簡単に成功!おもわず叫び声を上げてしまい付近の人に訝しがられてしまいました。やっぱ、お金が(なくても)いつでも引き出せる状態って精神的に重要なんですなあ。そんでもってご機嫌よろしく、本日はベルギー料理の鶏肉のワーテルゾーイ(クリーム煮)とアントワープの地ビール「De Koninck」でディナー。極めて濃いブラウン色のビールはコク濃厚、しかし後味さっぱりの飲みやすいビール。料理のクリームが濃厚ですので、なかなかいい組み合わせ。ほろ酔い気分で宿に帰りエロチャンネルにしてみましたが、女優さんが思いっきりおばさんなので酔いがさめてしまいました。つーか、このチャンネル。ホテルのフロントの人の手持ちビデオをエンドレスで流しているだけのようです、1時間放送して、巻き戻し、そして同じのを放送、巻き戻し、の繰り返し、だから24時間いつもおばさん。しょうがないので久しぶりにMTVを見ながら床に、ロビー・ウィリアムスはビデオにオチをつけなきゃ気が済まないのだろうか・・・ 7月 29日(日) 友人宅を昼過ぎに出て凱旋門まで歩いてみたら、シャンゼリゼ通りは車両通行止め、そう、本日はツール・ド・フランスの最終日なのです。ピレネーやアルプスを越えて、フランスを一周してきた自転車野郎さんたちが、死にもの狂いでパリに飛び込んでくる汗くさい日。日本における甲子園や24時間テレビ、そして西田ひかるの誕生パーティと同じような(つまり興味のない人にはどうでもいい)フランスの夏の風物詩であるツール・ド・フランス、約一ヶ月間にわたり毎日毎日、テレビ局二つを使ってレースは中継されていきます。チームで出場なのに優勝するのは個人だったり、何種類も賞があってルールが覚えにくかったりと複雑であんまりよく分かんないのですが、まぁ一度は生で観戦しとこうと思い、いい感じの場所を陣取ってみました。が、自転車軍団が来るのは16時すぎとのこと、現在まだ12時過ぎ。炎天下の中待っていられないし、人もどんどんやってくるし、実はそんなに自転車に興味がないことにたった今気付いたので、家にかえってテレビ観戦することにしました。 自転車に興味はないのですが、テレビは毎日見ておりました。というのは、自転車の後ろにその土地その土地の教会や建物が映るからなんです。自転車が北方を走っているときは、もちろん街並みもお城も教会も北方系。南を走っているときは南方系、やっぱフランスって広いんだなあ。レースがつまんないときは、アナウンサーさんが画面に映っている建物や、その地方についての解説をしてくれたりして、ちょっとした紀行番組。思わずその土地にいってみたくなってしまうから不思議です。そして実際にツール・ド・フランスのコースになった街(コースは毎年違う)は、その年の観光客が倍増するそうですから、フランス人てば単純。 そんなこんなで、テレビの中の自転車軍団がパリに入ってきました。下馬評通りにアメリカのアームストロングさんが三連覇、この方は自分の睾丸癌を自転車に乗りすぎて腫れてるんだろう、と勝手に判断してたらその癌が肺にまで転移しちゃっててたいへんたいへんっ、けんども頑張って闘病して、頑張ってカムバックしてツール・ド・フランスに優勝して、そんでもってバンクに預けてた精子で子供も産まれて幸せー という、極めてドラメチックな人生を送っている方です。そんな方の三連覇なのでみなさん文句のつけようがありません。ツール・ド・フランスは5連覇が最高記録だそうですので、来年も再来年も頑張って生きて記録を作ってもらいたいもんです、はい。 7月 28日(土) ふと思い立って角煮の鍋にパスティスを入れてみたら大成功。パスティスに含まれているアニスとその他のハーブが角煮をエキゾチック風味にしてくれました。砂糖がちょい足りないけど、酒のツマミにはもってこい。その角煮を持って友人宅を深夜の訪問です。 web作りに勤しんでおる友人はクライアントさんにweb上でのデータベース作りを依頼されています。しかしcgiが上手く作動しなくて困っているとのこと、それでおいらが招聘されたのですが・・・ ごめんなさい、cgiはあんまり得意ではないのです。出来るだけのことはやってみますが・・・ えーっと、うーんと、あーっと、そのぅ、、、やっぱ出来ませんでした、ごめんなさい。何度やっても500エラー、どんなにやっても500エラー、どこのファイルが間違っているの?どこの記述が間違ってるというの? うーん、わかんないよう、とりあえず酒でも飲もう、500エラー、カツ丼とビール、500エラー、たくわんとビール、500エラー、角煮にビール、500エラー、、、、、、、、鯖本体がおかしいとしか思えない! もういやだ、このままずっと酒を飲んでいたい、朝なんてこなくていい、しかしやらなくてはならない、終電なくなった、うーん。どうしようもないので深夜24時30分にもかかわらず、詳しい友人に電話をかけ指示を仰ぐ。友人眠そう、友人機嫌悪そう、しかしcgiオタの友人、得意分野を語ることのできる珍しい電話だっためか、突然ハイになって語りはじめました、友人の分析によるとどうやら改行コードに問題がありそう。。。。 とりあえず最初からやり直しということで、もう一回スクリプトをダウンロードすることに。結構大きめのファイルなので読書タイムになりました。友人宅にあったユースホステル大百科には月曜から行くベルギーのユース情報が満載、思わず書き写して貧乏旅行にそなえます。パリのガイドブックには未だに行ってないところが満載、思わず自分に喝を入れたくなってきます。 んで、そんなこんなしているうちにダウンロード完了。とりあえず、何もいじらないでおそるおそるアップしてみましたら・・・ 動きました!ってことは、注意しながらこれにデータをぶち込めば納品できるのです、やったー!! つーか、今までの苦労は何だったのかしらん、ただデータ入れ替えただけで動くなんてねえ・・・ と4時を廻った時計をみて思うのでした。何で動かなかったんだろう・・・ そしてわたしは何をしに来たのだろう・・・ ビールを飲むためだけに? せつなくなってきたのでとっと寝ました。 7月 27日(金) 勤め先に自分の原稿と写真がちゃんと届いているか確認に。プリンタの内部にあるゴムが暑さで緩みきってしまい出力できない、しかし印刷屋さんにフィルム持っていかなければ間に合わないよー、という修羅場まっただ中のところにお邪魔してしまったみたいで空気が尖っています。早く2バイト文字のデータ入稿ができる国になるといいですね、そうなるのは来世紀あたりかしら・・・ ちょっと雰囲気怖いので早々に退散。 んで、会社を出てからはお友達のデザイナーさん宅を訪問、夕飯をご馳走になりました。来週から行くベルギーについてお話していたのですが、そこの旦那さんが言うには「ベルギー人はほ乳瓶のなかにイモを入れて赤ちゃんのときからイモを食べているんだ」とのこと。日本人をバカにするときは出っ歯でメガネ、ベルギーの人をバカにするときはイモねた、これがフランスの定番だそうです。でも、きっとイギリス人は魚とイモしか食べない、とか、ドイツ人はビールとイモしか食べない、とか、他のどんな国もイモを絡めてバカにするんだろうなあ。どうしてフランス人はイモねたが好きなのだろう?付け合わせには必ずマッシュポテトが出てくるし、市場にはイモしか売らないジャガイモ屋さんもあるというのに・・・ 謎の行動ですなあ。 7月 26日(木) ル・ランシーの教会へワーホリ友達の建築ライターさんと一緒に見学。ネットで見て一目惚れしてしまった教会なんすが、行き方が分からないのでご同行をお願いしたのです。身近に専門家がいるってありがたいことですねえ。RER(郊外とパリを繋ぐ通勤電車)のE線に乗ってパリを抜け出しランシーへ。パリ市から20分も離れればもう立派な田舎、一戸建て住居が建ち並び、空は広く、まるで日本のニュータウンのよう。集合住宅ばっかりに囲まれて過ごしているので、なんだか非常に新鮮です。パリばっかりがフランスじゃないんですよねえ。 んで、道に迷って違う教会についてしまったり、道に迷ってみたりと紆余曲折ありながらようやく目的地に到着。コルビュジェのお師匠さん筋であるオーギュスト・ペレの作ったこのノートルダム・ドゥ・ランシー教会。その押さえ目な色調の外観と裏腹に、内部の極めて幻想的なこと!ドアを開け足を踏み入れたその瞬間から右から左から正面から光の洪水。モーリス・ドニのデザインしたステンドグラスは教会の壁全体を包み込み、そのガラスを通して協会内部に入ってくる七色の光は、打ちっ放しのコンクリートの上でステンドグラスとは違ったまた別の絵を描いています。そしてコンクリートに映る光はは太陽の動きにより絶えず変わっていき、まさにこの瞬間に神が降りてきたかのよう。ビバビバ打ちっ放し。鉄筋とコンクリのおかげで窓を広く取ることができ、柱を細くできることができ、そんでもってこんな教会ができました。うーん、近代建築って素晴らしい!朝から晩まで太陽がある限り、この教会は祝福され続けるのです。こんな素敵な教会なら毎週ミサ通っちゃうよな。 余韻に浸りながら教会近くのパブで昼間からビール。パブのテレビでは最近人気急上昇のケリー・ジョイスちゃんが、ピチカートをカバーした和田アキ男のように拳を聞かせて踊っておりいい感じ。酔っぱらっているときに聞くと、かなーり心を掴まれます。んで、夕食作るのが面倒くさくなったので、友人の職場まで同伴出勤。まかないで天ぷら作ってもらいました。目も耳も鼻も口も甘やかされ過ぎております、明日からは引き締めていかねば。 7月 25日(水) 友人が南仏に旅立っていきます、早速明日から仕事だそうです、大変だねえ。出発前に日本でフランス語を習っていた先生に電話をすることにしました。久しぶりの先生は小津映画の原節子みたいな流暢で上品な日本語で「あらあら、日本からいらっしゃるのでしたら、あらかじめ連絡下さればよかったのに、事前に分かっていたら主人もわたくしも調整ができましたのに・・・」とのこと。山の手日本語は異国ではまだ生き延びているようですね。いやぁ、先日からずっと電話かけまくっていたのですが、繋がらなかったんですよう。あ、そうそう、自分は一旦帰国しますが、お金が貯まったらまた来ますよ、と言ったら先生「あらあら、もよさんフランスがお好きになられたのですね、それは良かったです。」ですって、ぉぃ。確かに日本にいたときから「あなたは何のためにフランス語を勉強していらっしゃるの?」と頻繁に訊ねられていましたが・・・ そんなにフランス嫌いに見えていたとは、なんかしょぼん。そんなに嫌いだったら一年も住みませんよう。 そんでもって「じゃあ、お暇なときにいらして下さいな、子供達と一緒に公園で遊びましょう」だそうな。お茶でも飲みに来て、ではなく、子供達と一緒に遊ぼう。つまりおいらは子供達と同レベルの存在なのか??? 客人とは認めてもらえないのか??? まぁ、精神年齢は子供達と一緒なのでよいのですが・・・ いったい自分は今まで先生ご夫妻にどのように思われていたのかしらん。 7月 24日(火) 記事に一緒に載せる写真を撮る&観光のために市の中心地に繰り出しました。本日、びっくりするぐらいの猛暑でございます。十日くらい前までは冬のような寒さでしたのに・・・ オペラからピラミッドへ歩いただけでへろへろ。疲れたのでなんかおいしいものでも食べましょう、ということでジュンク堂に立ち寄りフランスガイド本立ち読み。やっぱりパリの美味しい店を知るには日本の本が一番だと思う今日この頃。日本の人は世界中で一番貪欲なのであります。 さて立ち読みを終え、マドレーヌまで歩いてエディアールのサロン・ド・テに入ることになりました。マドレーヌの広場は高級食材店ばかりが立ち並ぶハイソ商店街。フォションは雰囲気もかわいげで、気軽に入って何も買わずに出ていけるのですが、隣にあるエディアールは、あの赤と黒のしましま模様の店構えが重厚すぎて、手ぶらで店を出るのは難しそう、なので今まで入ったことがないのです。もちろん日本でも敷居も値段も高くて買えたためしがございません。もう少しずうずうしくなりたいのですが、妙なところで小市民癖が抜けず歯痒い日常をすごしております。 入り口のどんよりした雰囲気と対称的に、店の中にはいると天井から入る光のおかげで明るく広い上品なお店。エレベーターでサロンに上がるとさらに明るく、静かで、かなりゆったりとした雰囲気。お客さんが2〜3組しかいないところがまたいい感じ。ケーキセットを頼んでみたら、まず最初に果汁100%ジュースが出てきて、それを飲みながらケーキ。そんでもってジュースを飲み終わってから特性紅茶が運ばれてくる、という謎の組み合わせ。そんなに液体ばっかり腹に入れても・・・と思いつつも洋梨ジュースを飲んでみたら、これがうまいのなんの。さらに一緒に食べたミルフィーユが絶品。パイ生地とクリームというたった2つの食材の組み合わせなのに、こんなに上品になっちゃうとは。そして、ジュース&ミルフィーユの余韻に浸りながら飲む紅茶。ポットで運ばれてきたのですが、1杯目も2杯目も3杯目も全然渋くならないのです、そんでもって香り豊か。あいやあ、上品なお店の食べ物はやっぱり上品なんですなあ。 あんまりにもおいしすぎて、外で食べる予定だった夕食を中止。他の食べ物で舌の上の思い出を消し去るのが忍びなくなってしまったためです。んで、帰宅してからもしばらくはケーキの思い出でおなかがいっぱい。世の中のケーキがみんなあんなにおいしければいいのに。 7月 23日(月) 朝方突然会社の人から電話。次の号に掲載される予定だった在仏の方へのインタビューのが先方の都合によりNGになってしまったとのこと、大至急代わりに誌面に載ってくださる方探して、原稿を書いてくれないか、とのこと。締め切りは明日の午後で1000〜1200字、写真付き。寝起きの自分が考えるには結構きつい仕事に思われます。すいません、わたくし友人・知人が少ないもので・・・ とお断りしようとしたそのとき、本日から友人が泊まりに来ることを思い出しました。そうだ、彼女にやってもらいましょう、事後承諾ということにしましょう。はいはいやります。よろしくお願いいたします。代原デビューなんて本宮ひろし大先生みたいっすね。わーいわーい。でも人様に読ませる文章なんて書いたことないので不安です。 友人は日本から夕方にやってくるので、それまでに彼女の略歴を思い出し執筆。友人とは日仏学院という語学学校でAをアーと読んでBをベーと読むクラスからのおつきあい。あの頃は皆若かった・・・ 何しろわたしも10代、怖い物などなんにも無かった頃のこと。学生だった自分は授業よりも授業後の大人の方々とのお遊びに心をときめかせていたものです。そして時代は流れ、自分の身分はフリーターやら無職やら引きこもりやらOLやらとコロコロ変わり、にきびが吹き出物に変わり、そしてかつてのクラスメイト達は、留学をしたり、結婚をしたり、突然死したり。そう、そうなんだ、この世に変わらないものは何もないんだ・・・ 自分の語学力以外は。住んでるにも関わらず何も喋れない自分は、日本においてフランスでの職を見つけ渡ってくる友人を空港まで迎えに行きます、自分には何が足りないのでしょうねえ、いやぁ、分かってはいるんですけどねぇ・・・ 友人は研修生ビザという不思議なビザでやってきます。フランスでは学生の間に企業で働くインターン(スタージュ)制度が盛んで、研修者ビザはその制度を利用してフランス企業で働くためのビザです。特に夏のフランスはみんながバカンスを取るので、足りなくなった人材をスタージュで補うことがよくあるようです。んで、企業に気に入られると「そのままいてくれ」と言われたり、他の勤め先を紹介してもらえたりするようです。いやはや、面白いもんですなあ。 そんな事を調べたり書いたりしてから空港に行って大韓航空待ち。シンクロのフランスチームの団体ご一行様が降りてきました、ソウル経由で福岡から帰ってきたみたいですね。そしてその後にヴィトンのモノグラムトランクを十数個積み重ねたワゴンを押した外人さん一家が続きます。奥様とおぼしき女性はとても美しく、子供達も非常に愛らしい、ヴィトンの犬ケースに入れられたお犬様も育ちがよさそう。んで、一番最後に出てきた旦那さんは真ん中に「P」の刺繍の入った真っ赤な野球帽を被っておりました、ストイコビッチ一家でした。鞄を全てヴィトンで揃え、そしてPのついた帽子で自分をアッピール、けれども使う飛行機は大韓。ピクシーの分かりやすい関西人マインド、非常に感動いたしました、惚れました、けれども既に引退。そんな感じでドキドキしつつ友人をお出迎え。 んで、インタビューの件を了承していただき、いろいろ話を伺っていたら、なんと労働者ビザが取れてしまってそっちで来たとのこと、なんとなんと。フランスで、大企業の幹部になる or フランス人と結婚する、以外の方法で労働許可証付きのビザを取ることが出来るなんて!これはもの凄いレア現象です。しかし、当の本人はそんなすごいことなのに、あっさり取れちゃったので涼しいお顔をしてらっしゃる。まぁ、それまでめちゃくちゃ努力してたからこそ取れたビザなんだろうけども、それにしてもすごいねえ。 ってなことを書き加えて完成、送信。知り合いだったからすぐ住んだけども、知らない方にインタビューして文章にすんのって、多分すんごい時間かかるんだろうなあ・・・ 7月 22日(日) 友人とマレで待ち合わせ。フランスに来て約一週間、そして二、三日後にはボルドー入りしてしばらくはステイ先から学校に通うというお友達は、慣れない異国&食生活で少し弱っておりました。大丈夫かな?まあ、こんなときはゆったり散歩が一番。そんでもって本日のマレは人は多いもののまさに散歩日和。いやぁ、久々のマレはいいっすねえ、なんだか外国に来ているようだ。久々のお魚料理を食べた後は辺り一帯を散策、おしゃれな人々を見ておしゃれなお店を見て、おしゃれなものを食べて、おしゃれな人々の仲間に入った気分になって、だらだら過ごせば落ち着くもんですよ。それにしても、、、やっぱりマレは物欲地区です、一軒ずつ覗いて、そのたびにわたしのなかの悪魔(物欲担当)と戦って、そして勝たなければならない・・・ こまったものだ。 そんなマレを通り抜け、戦いに疲れ果て辿り着いた小さな公園。あまりにも雰囲気がよいのでちょいと調べてみたらそこはタンブル公園という場所、、、と、その名前が分かった瞬間、疲れてぐったりしていた友人の目が輝きだしました。タンブル公園はマリー・アントワネットらが幽閉されていたタンブル塔の跡地に出来た公園だそうで、ベルバラを心から愛する友人にとってはかなり大事な場所。偶然とはいえ、そんな歴史のある場所にたどり着けてしまうなんて、パリとはなんと奥深い所なのでしょう。早速その場でフランス史について講義を受けまして、ちょっとだけ革命史に詳しくなれました。 そんなこんなで革命の余韻に浸りながら更に歩き続けレピュブリック広場に。ラッキーなことに日曜日のローラー軍団の集団走行に出くわすことが出来ました。ローラーさんは毎週日曜の昼間と金曜日の夜に、警察の協力を得てパリの大通りを集団で走行しているのです。数百人のローラーさん達が道路を占拠している間は、もちろん車両通行止め。もちろん誘導するお巡りさんもローラーです。車の心配もせずに楽しそうに駆け抜けていく数百人のローラーさん達。ちょっとお休みしていたのですが、またやってみたくなりました。老若男女、みんな爽やかでいいですなあ。 んで、サンマルタン運河周辺を散策してから再びレピュブリックのカフェでまったり。日本のどうでもいい状況をいろいろ伺うことが出来ました。あらあら、21世紀の日本には、姫の持ち味を殺さずに自分を主張できるブラン娘が居ないそうじゃないですか、これは非常に深刻な事態ですよ。とかなんとか下らないことを喋っていたらあっという間に21時。まあ、とにかくボルドー生活頑張ってね、ってな感じでお別れ。もう少し身のあるお話をしておけばよかったかもしれません・・・ とは思いながらも、どんなにまじめな話をしようとしても、結局最後はオタ話になってしまうのでしょうがない・・・ とも思ったりしつつ、友人のボルドー生活の成功を祈るのでした。 7月 21日(土) 久しぶりに1ちゃんねるでミリオネアを見よう、この番組は語学勉強中の人にはぴったりの番組であります。ルールも日本と全く変わらないし、問題は司会者が喋ると同時に字幕で出てくるし、司会者はみのもんたではないし、いいことばかり。とテレビをつけたら、なんと夏休みのため番組休止でした。番組でさえも夏休みとは、、、抗議の電話でも掛けてやろうかと一瞬思ってしまいました。が、日本でも社員や出演者の休みをひねり出すために、社員の趣味丸出しの特別番組を録りだめする風習の会社があったのを思い出し、ちょっと冷静になりました。ミリオネア見たかったんだけどなあ。 しょうがないので2ちゃんねるでやってる「Fort Boyard」を見ることに。この番組は毎年夏には欠かさず放送されている番組だそうで、出演者が様々な課題に挑戦し、クリアするとステキな金貨が貰えて、沢山貰えるといいことがあるという、どこかで聞いたことがあるような内容。ロケ地は番組名と同じ「ボアイヤー要塞」。板井さんがブロスでボロクソに言ってたフランスの小豆島ことレ島の近くにある海上要塞でありまして、格好良かったころのアランドロンの映画「冒険者たち」の最後の舞台になった場所です。どうやら夏にこのゲームをするためだけに、この島はどっかの制作会社に買い取られたらしいです。豪華な遊びですなあ。 さて本日の出場者はハンドボールフランス代表の男女。フランスにおけるハンドボールは一頃の日本におけるバレーボールみたいな位置にあり、その実力は世界のトップクラス、そしてナショナルチームの男女はアイドル的な人気。そして河合みたいなアイドル選手や大林みたいな中途半端な役割の人もいて、引退後のことを計算しつつテレビに出ているスポーツ選手が世界中にいることを実感いたします。もちろんフランスでもスポーツ選手はバ・・・いやいやおちゃめでありまして、力にまかせた課題はすらすらとやってのけるのに、クイズや知能を使った問題は殆どまったく答えられないところがステキ。多分一番人気と思われるジェイソンさんは、クイズには全くこたえられず、筋肉系の課題もクリアできず、他の仲間に「あ〜 もう、何やってるのよ!!!」と怒られちゃうおまぬけさんでした。しかし素敵な場所でロケやっていいなあ。出たいなあ。 |