にっき



7月10日(水)
ネットで検索してみたところ、窓格子はホームセンターで買えば10000円もしないことが判明! 自分で取り付け可能だということも判明! ってことは、人件費を引いても36000円はやっぱり高すぎるような・・・ と、やんわり不動産屋さんにお伝えしてみたら、なんかよくわかりませんがキレられてしまいました。非常に長々とおキレになられておったようですが、要約してみると「だったら住むな!」ということらしいです。そこまで言われるなら、ねえ。遠いにしても、今は家から通えるのだし、もっと他にご縁があるさ。 ということで、その場で契約を無かったことにしてもらいました。払い込んだ手付け金も返していただくことに。あ〜あ〜 振り出しにもどってしまった・・・



7月9日(火)
不動産屋さんから連絡、大家さんから窓格子をつける許可はいただけたとのこと。しかし、その窓格子は不動産屋さんと契約している大工さんがつけることになり、その費用&工賃が一つの窓につき36000円します、と。え? そんなにするものなの? トイレ、風呂、キッチン、居室(×3)、それぞれ窓格子を取り付けると窓代だけで20万超えてしまうじゃないっすか! そんな金あるならもっといい部屋越しますってますってば! とりあえず「ちょっと考えさせてください」とお答えして電話を切りましたが、窓ってそんなにするものなのか・・・ 前までの住人は何とも思ってなかったのだろうかなぁ。つか、きっと男子だったんだろうなあ。とにかく予算を大幅オーバーです。冷蔵庫も電子レンジも買えなくなってしまいます。つまり卵も牛乳も買えず、サトウのごはんも食べられず、引っ越した途端から栄養失調まっしぐらで、夏の暑い日に餓死しちゃって、しかもその瞬間から腐敗が始まり、近隣の方々が異臭に悩まされてしまうことに・・・ ほんと困ったもんだのう。



7月8日(月)
言われた通りに不動産屋さんへ手付け金を振り込み物件を仮おさえ。まだ納得できてないんですけどもねえ・・・ま、しかたがないか。
本日は早めに仕事が終わったので(とはいえ20時30分)、夜の本駒込探検に繰り出します。これから始まるであろう午前様生活が大丈夫な土地なのかをしっかりチェックしておかねばなりません。会社を出て約30分で到着した未来の我が家、駅から我が家まで真っ黒けっけっけ。首都とは思えない漆黒の闇に覆われております。うーん、大丈夫なのかなぁ・・・
まぁ通りは暗いものの、車の往来は激しく、通行人も多めの模様、住まいの隣には夜中までやっている銭湯兼コインランドリーがあることも分かり(洗濯機しばらく買わないで済む!)、不審者はそう簡単には入り込まない環境であることは確認できました。ただ・・・  部屋の周りは外から見るとやっぱり不用心。風呂場の窓の下には、住人のどなたかのものと思われる自転車が複数置いてあり、鼻歌を歌いながらしずかちゃん気分で入浴はしばらく出来なさそうな予感。他の窓も普通のガラスのため、ちょっと割ってしまえば室内にすぐに侵入できそうな勢い。うーむ・・・ また明日不動産屋さんと調整しよう。その後近所の交番を訪問。この辺の犯罪状況を伺うと、そんなに目だった事件は起きていないとのこと。さすが文京区だねえ。自分の気持ち次第ってことですね
そんな感じで探検を終え、ふと駒込まで歩いてみようと思い立ってみました。が、小一時間もかかってしまってへとへと。そりゃ、路面電車が昔は通っていただけの土地ですのう。



7月7日(日)
池袋の不動産屋さんから連絡。和式便器を洋式に取り替えることはできませんが、かわりに家賃をまけてくれるとのこと、やったー。防犯については、先方の不動産屋さんと交渉してくださいとのこと。確かに水回りのリフォームはお金がかかりますからね、安くなるなら和式でもいいかなぁ。それより防犯面をしっかりせねば・・・ 
フランスに住んでいた頃も1階でしたが、大家さんが何度も繰り返し空き巣に入られていたため、窓の周りはかなーーーり厳重に作られてましたっけ・・・ まぁ、考えていてもしょうがない。とりあえず池袋の不動産屋さんからファックスで送られてきた書類に必要な事項を書き込んで返信。んで、すぐに白山の不動産屋さんからのお電話。 手付としてで明日までに一ヶ月分の家賃を振り込んでくれとのこと。え? すぐになのですか? あ、でも、窓とか怖いんですけども、風呂場の窓とかもびっくりするくらい大きいんですけども・・・ 田代さんじゃなくても覗けてしまうのですけども、それでもお金を払うのですか? とおそるおそる尋ねてみると、「防犯のことは手付をいただいてから考えます、お金を戴いていないのに、住むことが正式に決まっていないというのに、そんなこと考えることはできませんでしょう?」とつれないお返事が返ってきました。確かにその通りですね。。。 明日早々に手付け金を振り込むことになりました。しょうがないのかなあ・・・



7月6日(土)
もっといい業者が星の数ほどあるのは分かっているのですが、なんだかんだで結局先週と同じ不動産屋を再び訪れてしまいました。毎日毎日何十枚もの新しい間取図をファックスで送りつけていただいたうえに、こちらの都合もお構いなしの昼夜問わない電話勧誘攻撃に根負けしてしまったのです。というか、担当のお兄さんが加藤晴彦そっくりでなかったらきちんとお断りできたと思うのですが・・・ ああ自己嫌悪。
到着した池袋の不動産屋さんはあいかわらず有線が大音量でひびきわたり、狭い事務所には何十人ものお客さんとホスト風店員。あまりの雰囲気の悪さに、店内に一歩足を踏み入れただけで逃げ出してしまうお客様が続出しておりますが、店員さんが誰も気にしていないのがすごい。

本日は長居は絶対にしないぞ。到着早々目をつけておいた物件を何点かお兄さんに提示、すぐに先方に確認を取ってもらうことにします。やはり何軒かは既に借りられてしまっていましたが、本駒込に予算も間取りもぴったりの物件が2軒まだ残っていました。おお、本駒込! 母が駒込育ちな関係で土地勘もあるし、会社まで30分。しかも文京区民になれるというオプション付きです。よし、お兄さん、早速見に行ってみよう! お兄さんと二人でランデブーだ! と、ウキウキして出かける支度をしていたら、お兄さんは「じゃあ、下のものが同行しますので」とつれないことをおっしゃいます。お兄さんはホスト風ではありますが、仕事をきちんとこなすので、ヤクザなお店としては契約するかどうかも分からないお客さんにお兄さんをあてがうのがもったいないらしいのです。。。。 んで、やってきた「下のもの」は、もの凄いでかい千鳥格子(格子の粒が1センチくらい)の三揃えスーツをみにまとい、微妙にブームの過ぎ去ったベッカムヘアーの出で立ちの、上京して間もない風情の小僧さん。彼も三揃えスーツを良く見ると、股間の部分だけが微妙に黄ばんでいるのです。 ・・・・・何も言えません。どんよりした気分で池袋から巣鴨、巣鴨から白山と電車を乗り継ぎ不動産屋へ。白山と本駒込は歩いて4〜5分ってな感じでしょうか。近くに駅が沢山あるのが東京のいいところですね。

最初の一軒目は本駒込から5分(小僧君が道に迷ったので30分かかりましたが)、路地裏アパートの2階です。お風呂とトイレが別々で、風通しもよさそうで(冬は寒そう)、ちょっと狭いけどいい感じ。なのですがなのですが、小僧君が「見晴らしイイッス!」と絶賛の、窓の外に広がる景色は墓場なのです。また小僧君は「閑静な住宅街ッス」と言ってるものの、入り組んだ路地は夜中歩くのがちょっと怖そうなんですよねえ、パス。
次の物件も本駒込から歩いて4〜5分(小僧君が道に迷ったので40分かかりましたが)、大通りに面したマンションは築20年くらいの鉄骨1K。広さ24平米にして6万円台前半と、なかなかリーズナブル。その秘密はトイレが和式&1Fということでしょうか。エアコンは既についていて、収納も十分、ガスコンロOKですし、お風呂場に洗濯機も頑張れば置けそう。小僧君も「さっきよりイイッス」と太鼓判。確かに第一印象はかなりいい感じ、運命感じちゃってる自分もおります。住めるかな・・・
問題は1Fというところなのです。日当たりのことを考えて作られた建物のためか、壁には大きめの窓が沢山とってあります。台所、トイレ、風呂、そして部屋には押し入れ面を除いた3面に窓。そのどれもがきわめて普通のサッシ窓なのです。外の地面と窓との高さはわずか70センチほど。非常に簡単に人が侵入できる作りになっています。侵入しないにしても、田代さんあたりがカメラ持って撮影するにはもってこいな感じ。場所も間取りも最高なんだけどな・・・ 小僧君は「イイッスねえ、イイッスねえ、住みましょう、住みましょう」と壊れたレコードのように同じ言葉を繰り返しています。うーん、確かにいいんだけども・・・
とりあえず、小僧君に 1.もうちょっと家賃が安くしろ 2.トイレを洋式にしろ 3.ちょっと自己負担してやってもいいから防犯面をきちんとしろ と白山の不動産屋さんに交渉してもらうことにしました。どれかが上手くいけばこの部屋を借りようと思います。うまく行くといいなあ。



7月5日(金)
久々に平日にお酒。なんか知りませんが非常に濃ゆいメンツの方々で、布袋寅泰と貴ノ花の熱い友情物語とか、それぞれのメンバーがそれぞれ違う事務所に所属しているバンドというのは、バンドとしてどうなのか、とかかなりどうでもいい話を話し込みました。というか、それしか覚えていないのです。気が付いたら玄関の前でした。どこをどうやって移動したのやら。



7月4日(木)
クライアント様との打ち合わせに同行。よそ様の会社に行くのって、なかなか楽しいものですね。本日行く会社は、来年あたりに引越するためでしょうか、とにかくボロい。石綿がくっついてそうな天井は異様に低く(2mくらい)、そしてどこもかしこも薄暗い。やっぱり歴史のある建物というのはこういうもんなんでしょうか。
しっかし、こんなボロいビルでありながらも、なぜかスタバが入っていて、そしてその周りだけ都会派な感じなのが謎です。このごろの大きなビルや大きな会社に行くと、必ずタリーズかスタバが入っていますが、中にコーヒー屋さんを置くのは大きい会社のステイタスなんでしょうか、トレンドなのでしょうか。都会のビジネスマンは、もうユニマットじゃ満足できないほど舌が肥えてしまったのかしら。はやく自分も、会社近くにある内装も値段も店員の服装までもが昭和40年代のままな喫茶店「ひよ子」の常連から抜け出して、金に糸目をつけずオプションどばどば入れられる身分になりたいものですよ。とクダをまきながらフラペチーノドカ食い。



7月3日(水)軽井沢から帰る
4時、目覚ましが鳴り起床。テントの外に出てみると東の空が毎秒ごとに明るくなってきています、神々しいねえ。顔を洗うのも朝ごはんを食べるのも飛ばしてとりあえず撮影。微妙な下り坂になっている野原を降りて、朝日をバックにクルマを煽り見ます。大きいクルマなので、かなり大げさな構図でもかっちり決まっていい感じ。ライト上向きにつけてもらってもっといい感じ。昨日は暗くて見ることができなかった長野と群馬の山々、広々と続く緑の野原、早起きっていいもんだねえ。
とりあえずこの風景で必要な枚数を押さえることができたので、朝ごはん作りにはいります。朝ごはんはカメラマンさんが腕によりをかけたお味噌汁と韓国風おかゆ。これがうまいのなんのって! 昨日の我々が作ったヘタレ料理は、今朝になっても山のように残っているというのに、本日の朝ごはんはあっという間になくなってしまいました。いつでもどこでもおいしいごはんを作れるように修行をしておかねばなりません、反省です。
んで撤収して所々で撮影をしながら下山です。ここら辺は舗装もされてない一車線道路。木々は生い茂り、木漏れ日がキラキラ。どこもかしこも撮影スポット。走っているクルマを前から撮ったり、後ろから撮ったり、上から撮ったり、下から撮ったり、、、、ゴミ拾いしてるだけでも楽しいものです。んで、そうこうしているうちにいい感じに鄙びた温泉宿発見! 思わず仕事を忘れて風呂場に突入する撮影隊。美味しいご飯を食べることができて、いい景色を見ることが出来て、そして温泉まで浸かっちゃって、ロケって楽しいもんですねえ。毎日ロケだといいのに・・・ なんてことを考えながら風呂から出ると、なんとどしゃ降り。とりあえず移動しつつ雨が止むのを待ってみたのですが、雨足はどんどん強くなり、旧軽井沢周辺に到着した時は下水が溢れ洪水みたいになってきました。道路には我々以外誰もいない状況、非常に危険な感じになってきています。まだ必要な素材が何店かあるのですが、これでは仕方がありません、東京へ帰ることになりました。前日も3時間押しで、本日も5時間早く切り上げ。予定していた素材は全然撮れてないですが、今後の心配は責任のある方にしてもらうことにして、楽しく帰宅です。やっぱ外で働くのって楽しいものです。



7月2日(火) 軽井沢へ
キャンプ道具はばっちり。料理道具もばっちり。防寒対策もばっちり。軽井沢ロケは出発の時間よりかなり前から準備万端です。さぁ、いつでもばっちこーい! なのですが、担当の方は準備万端でなかったみたい。クルマの撮影なのに肝心の免許証を自宅に忘れてしまったそうです。月末までに提出しなければならなかった書類をまだ提出していないそうです。ロケ隊3人を待たせ雑務を必死にこなす担当さん。16時にカメラマンさんと軽井沢で待ち合わせというのに、仕事場を出発したのは結局15時過ぎになりました、うへえ。
んで、現役走り屋の担当さんが高速道路をバリバリと飛ばしてみたものの、結局軽井沢に辿り着いたのは19時過ぎ。せっかくの風光明媚なところらしいのに、真っ暗闇で(牧場のど真ん中にテントを張って泊まるのです)何にもみえねえ。待ちぼうけをくらっていたカメラマンさんは怒りのせいでしょうか、肩から湯気が出ておりますがいたって顔は穏やか、大人ですね。本日の軽井沢の夕焼けは非常に美しく、クルマさえあればいい絵が沢山とれたのに・・・ とのこと。非常に申し訳なく思います、本当に申し訳ありません。
とにかく最初に寝場所の確保をしなくてはなりません。真っ暗闇の中でテントを設営するのは至難の業。そして休む間もなく「アウトドア料理を作っている」シーンのために料理を作ります。本日の料理はアウトドアサイトを適当に見て決めた「スタッフドチキン」。にわとりさんのお腹のなかに米やら野菜やらをつっこみ、ダッヂオーブンにぶっこみ蒸し焼きするという至極簡単に美味しくできる料理なのですが、真っ暗闇のなかでお米を研ぐのも、野菜を切るのもなかなか大変。本当だったら明るいうちに全部出来ていたことなんだけどなあ、、、と誰もが心の中で思っている中、担当さんただ野原をぐるぐると遊び回っています、誰も何も言わないのは担当さんはイマドキの若者らしく逆ギレ体質なためであります。料理中なので沢山の刃物が有りますからね。そんなこんなで23時30分になってようやく料理完成! しかし! かなりの空腹だったのにもかかわらず出来た料理はあまり美味しくない、つかまずい! 某畜産大学出身のカメラマンさんによると「ハナマサなんかで肉を買うからだ」とのこと。必死で作った料理が美味しくない(しかも空腹時に)なんて切ないですね。。。しょぼん。
そんなこんなで「炎の前で美味しそうに料理を囲む集団、その後ろにはクルマの姿」なシーンの撮影がはじまりました。美味しくない料理をさもおいしそうに食べる様を撮影するのです。モデルなんてもちろん雇うお金はないので、その場にいる人々が出演者になります。 雨が降り出しました、時計は既に24時を回っております。こんな状況でギターを弾き、まずい料理をほおばり、ずっとニコニコしっぱなしなのです。仕事ってつらいものですね。。。。
そんなこんなで撮影が終わって床に就いたのは1時30分過ぎでした。明日は4時起きです、起きられるかな?



7月1日(月) 
突然明日からの一泊二日の山奥ロケに同行を命じられました。現地で写真映えするアウトドア料理をこしらえることが任務です。そんなこと突然言われても困ります、こっちにだって予定はあります! と忙しい人ぶってみたかったのですが、残念なことにスケジュールは真っ白なわけで、しょうがなく以前と同じようにネットでアウトドア料理の検索や、材料の買い出し、機材の準備などに勤しみます。というか、明日出発なのに、スケジュールが決まっていないというのはどういうことなのだ? 
ということで、明日は早いということで早めに退出できました。せっかくなので銀座のグラフィックギャラリーに立ち寄り「花森安治と暮らしの手帖」展を。この展覧会は文字通り花森さんが手がけられた「暮らしの手帖」の展覧会なわけです。カラフルな色使い、きっちりとしながらもどこか踊っている文字、そしてドキドキするキャッチ。何から何まで花森ワールド! 創刊号から現在の号までずらりと並べられた暮らしの手帖を眺めて、うっとりため息です。ほとんど文字だけの吊り広告も、文字の割合はゲバ看板のそれと殆ど変わりがないのに、しっかりとオシャレ世界の仲間入りをしているのがすごいです。これだけ何でもできると、毎日楽しく仕事できたんだろうなあ、いいなあ、なんて下世話なことを考えてしまいちょっと自己嫌悪。お客さんも品のいいマダムさんたちが多くて、これぞ銀座の展覧会! ってな感じでございました。明日に備えて早寝しなくては。


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