スタジオパークに松田聖子がやってくる！ャァャァャァ！かなりどうでもいい人だけど無料で見れるなら見ておくべき存在な人、セイコ。友人が聖子の大ファンだそうなので、一緒にチュルリラチュルリラとスタジオパークに繰り出してみました。さて、どうなることやら。
昼休みを遅めに取り１２時４０分ごろ花道の現場に到着、混んでる・・・ みうらじゅん、いっこく堂とスタジオパークで拝んできたけれども、こんなに混んでいるのははじめてだ。しかもよくいる修学旅行生の姿は殆ど見えず、いるのは２０代後半から４０代にかけての瞳だけがダイアモンドの女性ばかり。
この人たちみんなファンなのかしら？と思っていると友人が、「あ、あの人グッズのトレーナー着ているよ」と教えてくれた。彼女が指さした方向を見ると、変なマークのトレーナーを着ている人が目をうるうるさせて佇んでいる。よく見るとその変なマークは友人のポシェットについているマークと一緒だった。聖子ちゃんグッズなのか、すげ。そんな人たちばかりに囲まれて私ったら大してファンでもないのに申し訳ない気分。まあ、いいや。
前説の人が当たり前のことをしつこく説明。今日はサミットキャンペーンとしてミス那覇が松田聖子に花束を渡すという段取りになっているらしい。ミス那覇はめっちゃ緊張していてお面ヅラのようだ。友人は心の底から羨ましがってうっとりしている、彼女は元ミス日本なのに。かつては日本一のミスだった彼女なのに、地方都市のミスに憧れるなんて。なんだかとっても面白い。
本番五分前になってますます人が増えてきた。我々は（私のかつての経験を元に）テレビには出ないけれど、ゲスト、司会、ともにばっちり見える最高のポジションをキープし、その時にそなえる。ラッシュアワー並に混んできて、しっかり立っているのもちょっと難しくなってきている。と、そんな時前説の人が
「すいません、パニックになりそうなので、オープニングの花道は急遽中止になりました！！！！！」
会場からの悲鳴、ミス那覇の憮然とした表情、すまなさそうにやってくる関口宏の息子、無駄に元気な局アナ、その場で怒り出す人、べそをかく人、いろんな人がいるものだ。とにかく至近距離での松田聖子を拝むことが出来なくなってしまい至極残念。１０年以上連続でコンサートに通い続けている友人はもっと残念そう。
んまあ、公開スタジオ（ガラス張りになっていて、収録現場が見学できる）には松田聖子は来るのだから、残念がっていてもしょうがない。素早く場所移動して見やすい位置をキープする、、ことが出来ないほど人が沢山。くう、こっちで前の方につけていたために移動では最後尾になってしまったー 目が血走った聖子ちゃんファンと修学旅行生とどこからか湧いてきたおばちゃん達にもみくちゃにされて、たどり着いても人混みでなんにも見えない！怒号と悲鳴でなんにも聞こえない！くやしいよう！涙で前がみえないよう！
いっこく堂でもみうらじゅんでも余裕で見ることができたのに・・・ロックンルージュの栄光は今でも輝いているのね・・ もみくちゃにされて何も見えず何も聞こえずただ体温だけが上がる。時々一瞬だけ聖子が見えるのだが、なんせオレはちびなのでずっと背伸びしていてすぐにバランスを崩してしまうのだ。友人は１８０センチ近く身長があるので人混みの中でもゆったりと聖子鑑賞できるらしい。なんか涙ぐんでてうっとりして、時折「き・れ・い」と初期の武内直子のマンガみたいな台詞を吐いている。憧れの人をガラス越しとはいえ生で見ることができて、本当に感激しているようです。よかったね。私が密かに決意していた「どこをどう直しているのか観察してくる」ことがなんだか罪なことに思えてきてしまって、諦めることにしました。
と、いきなり混雑解消の大事件。ガラスの前を陣取っていた子供連れの客たちがその場から撤退を始めたのだ！理由は子供達の脱水症状。混雑のおかげでこのあたりはパチンコ屋の駐車場に止めてある車内と同じくらいの温度と湿度。２〜３歳の子供には耐えられない状況なのだねえ、お母さんも子供をそんな状況にさらしちゃう危険を考える余裕もないくらい聖子ちゃん好きなんだねえ。パチンコと聖子は同じくらい魅力的なんだねえ。
そのおかげでかーなーりのいい位置をゲットでき、聖子全身像はおろかモト冬木のおでこまで拝めてしまうというおまけもつき、我々は１時間たっぷりと松田聖子を堪能したのでした。何を話したのかはまったく覚えてませんが、歴代シングルヒストリーの時「この変から顔つき変わってきましたよね」と自分で言っていたのだけ覚えております。ちょっと好感度アップ。
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