にっき
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4月30日(日)
横浜美術館に「片岡球子展」を見に行く。小倉遊亀もこの人も、ほんと女流日本画家って長生きする人が多い。日本画の場合「長生きすればするほど絵の価値があがり、死んだら価値が途端に下がる」という不思議な法則があるのだが、彼女の場合も一部の作品を除いてこの法則に当てはまるような気がする。だって・・・絵、すごいヘタなんだもん。
彼女は得意分野と不得意分野とがはっきりしすぎている、得意分野は富士山や花などの植物画、風景画。彼女独特の色彩感覚は誰にも真似のできないもの。不得意分野は人物画、静物画。これがもう、、、ダウンタウン浜田か片岡球子かってくらい物凄い。本当に安田靫彦に習っていたのかと誰もが疑問に思うほどのデッサンの狂い、小学生がよく描く「宙に浮いたように見えてしまう花瓶」を院展に出品、根本敬の本に出てくる其風画拍(ママ)と同じくらいの画力なのです。美術院の審査の基準は本当に分かりません。
だったら富士山の絵ばかり描いていればいいのに・・・彼女の描く赤富士はため息が出るほど素晴らしいできなのに。。なのになのに、タマコったら富士山よりも着物が大好き。着物の柄を描くのが大好き。この衝動を止められない!らしく、どうしても着物を描くのをやめません。着物だけでは変ですから、着ている人物も描くのをやめません。そのため多くの作品が思いっきり着物の柄をこれでもかこれでもか、と描き込み、それで満足しちゃったらしくてその着物を着た人物の顔は思いっきり手抜き、という現象が起きています。この一点集中主義が評価されているのでしょうか?もちろん悪くはないんです、むしろ素晴らしいことだとおもうのです。でも・でも・でも・・・ と思ってしまうのです。これは私が西洋かぶれしているからなのでしょうか?



4月29日(土)
働くつもりでいたのだが急に暇になってしまったので、一日中寝ることに。何ヶ月ぶりでしょう。一週間ぶりでした、へへへ。他の人のHPを作ることになってはや一ヶ月。HDクラッシュしたりいろいろあって作業が滞っておりましたが、今日一日パソコンの前で格闘、なんとか形になってきました。なんでもかんでも「立ち上げ」っておもしろいね。



4月28日(金)
今月の芸術新潮はフェルメール大特集!フェルメール全32作品カタログの他に、いろいろなフェルメールデータ、大阪と東京で開かれている二つの展覧会の詳細など事細かで痒いところに手が届く素晴らしい特集。本屋でいつもより多めに置いてあるのもうなずける内容でございます。そのふんわりとした光の描写は大阪まで行ってもいいかなって思ってしまうほど魅力的。32点という、もしかすると頑張れば一生のうちに全作品見ることができそう!と思える微妙な数もフェルメール人気を押し上げている原因の一つかもしれませんね。
が、芸術新潮の底意地の悪さったらんもう!しっとりマダムやおっとり少女がうっとりしつつもフェルメール特集を読み終え、ゆっくりと次のページをめくると超びっくり!第二特集「あなたにも買える春画特集」!芸術新潮の最も得意とする無修正春画特集です。おもいっきりハメ撮り(とこの場合言うのか?)春画バンバンバーンと、んもう大サービス。おもいっきり具のアップが、オールカラーで、載っております、、、、一体大丈夫なのか?確か5〜6年前の春信特集の時警察の手入れを受けたはずなのに。。。というか、この時期に春画特集をする必要は全くないはず。婦女子を中心に絶対売れるフェルメール特集の時に、敢えて春画特集をするそのゲスさ。編集者の「そんな気取って紅茶飲みながら読んでんじゃねーよ、これでも見やがれ、ほれ、ほれ」という行間に込められたオヤジスピリッツが聞こえてきます。聞こえてきても共感はできないんですがな。



4月27日(木)
松田聖子を見てきたよ。あんまり長いから別のところに回しました。レポはこちら



4月26日(水)
そういえば、もうこのページも1年もたつのですね。すっかり忘れていました。毎日毎日(この頃はまとめ書きが多いけど)よく書いているものです。でもですね、何もネタがないときの方が面白いことが起きる場合が多いのですよ。というか、無駄に好奇心のアンテナ広げてるから普段なら気づかない変なことまで引っかかってくるというか。待っていると勝手に面白いことが飛び込んでくるというか。
とはいったものの、そんなに毎日が面白い訳ないじゃありませんか。私だって毎日体育館裏の倉庫でこっそり泣いていたりするんですよ。そしてそれをバレー部のキャプテンに見つかってしまったりする訳ですよ。そしてまあ、キャプテンが妙に私に優しくしてくれて、他の怖い女子先輩に更に目をつけられてしまったりするんですよ。それで、なんだかよくわかんないけど学校一の不良と更衣室に一晩閉じこめられてしまったりして、それを新聞部がスクープしちゃったりして、校長室に呼び出されてしまったりするんですよ。ええ。っていうか誰か私を止めて下さいよ。ほんと。


4月25日(火)
今日のフランス語会話は欠席者と遅刻者が多くて最初の1時間は生徒はたった二人だけ。ほぼプライベートレッスンでござった。めっちゃ緊張したー 以前と比べて耳はよくなったとみたいなんだけど、口の方はいまだ幼稚園児並のレベル。言いたいことは沢山あるのに、どう話していいか分からなくてパニックに陥ってしまう。先生は商売でやってるから根気よく話し聞いてくれるのだが、普通の人だったらイライラして話の途中でどっかに行ってしまうんじゃないだろうか。ちょっと悩む。



4月24日(月)
今日は勤務中に友人の会社に押し掛けてみる。仕事で使うことになったCDを借りるためなのだ。いつもずっとデスクワークで、外に出るのはハンズに買い物に行くくらいだし、全然関係ない業種の会社にお使いに行く機会も殆どないしで、外に出るのだけでめちゃめちゃ緊張。粗相があったらどうしよう、ちゃんとした会社なのにジーンズ履いてきちゃってどうしよう、受付の人に対する言葉遣いはどうしよう、、、いらないことばかり心配してしまって今日の天気を心配するの忘れてしもうたよ。あんな変な空の色だったのに、もうどしゃぶりだし、傘も持たずにオレのバカ。でもそんな心配はご無用だった。地下鉄の出口がまるまる会社の入り口になっていたのだー ちょっとこれには驚きだー 雨に濡れる心配もなし、駅から徒歩0分やん!うっらやっましー オレの勤め先は東京なのにどんなに近い駅からでも徒歩で最低15分もかかるチベット地帯に属しているため、なおさらうらやましい。
中に入ってさらにびっくり、ホテルと間違えるくらい荘厳な建物、入り口近くの花屋さんには胡蝶蘭の鉢植えがところ狭しと飾られている。コーヒーショップも、化粧品もレコードも、エプロンまでもが売られておるのだ。会社すべてが事足りる訳なのだなぁ、うひょう。ここで働きてえ、もしここで働けるなら「ベースメタル部」で働きてえ、「デスメタル」みたいでかっこいいからな、、とご案内パネルを見ながら妄想にふけってみた。
うーん、人様の会社を訪問するのはなかなか楽しいものですなぁ。ほかに昼間訪問してもよい職場はないものかしらん、遊びにいくんだけど。



4月23日(日)
ナンバーガールのライブはチケットが取れなかったので行けませんでした。高円寺20000V、行きたかったなあ
高円寺はかつて、エレキブランvsエレクトリック・グラス・バルーンという、バンド名だけでブッキングされたと思われる、異色組み合わせのライブ(しかもホールだったので座席に座って見た)に行ったことがあるだけで、殆ど行ったことがありませぬ。みうらじゅんをこよなく愛し、筋少大好き中学生だった私なのに高円寺の知識が全然ないなんて・・・・お恥ずかしい限りです。でもわざわざ高円寺に行く用事がないんだもの、しょうがないよねえ。

FIREWORKSも掴みかけてきたぞ。新ゴシック体を認識してくれないのがむかつくけど、でもでも素晴らしいソフトではないですかぁ 前進あるのみ。



4月22日(土)
日仏の皆様とお食事。留学経験のある方が多かったのでいろいろ尋ねてみる。これからのことについてどうやら悩みすぎていたみたい。「もよちゃんは、バックパッカーだったのに、一人で外国に行けるのに、知らないトルコ人のおっさんの家に疑いもなく泊まりにいっちゃうような人なのに、どうしてこんな前から心配をしているのか?」と逆に尋ねられる。確かにそうなんだよなあ。宿なんて予約したことないのに、住居に関しては何故か今の内に決めておきたいと思っている自分はなんなんだ?一人暮らしは一人旅と同じくらい簡単なことなのだろうか?

さてさて、このところのフラン安はいつまで続くのかしらん。去年の今頃は1フラン=25円だったけれど、現在なんと1フラン15円!パリのステューディオの相場の基準は一ヶ月3000フラン。去年だったら75000円の家が現在は45000円で借りられちゃうのだ。貧乏人に嬉しい出来事なり。今のうちに出来るだけ両替しておこうかな、、、でももっと下がるかなあ。なんせユーロも100円切りそうだし、、サミット次第だよな。



4月21日(金)
いま話題になってるインディーズ集団「エレファント6」に属しているアップルズ・イン・ステレオの「Her Wallpaper Reverie Volumes I and II」聴く。うーん、ぬるい(誉め言葉)。ぬるくてとっても気分がいいよ。ふわふわソフトロックなんだけど、ときどき一瞬だけ尖る。その尖り具合が安物の特撮映画のBGMみたいでとっても愛らしい。温故知新ってこういう音楽に使うんだなあと思う。昔の音楽みたいだけど、実は全然新しいってやつだ。

DREAMWEAVER、ようやく分かってきたぞ。めちゃくちゃ分かりやすいぞ。でもやっぱりタグ打ちの方が心安らぐや。


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