にっき
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5月20日(土)
昨日は酒がおいしくなかった。よって飲み直し。今日は別のお姉さまにフランスには生卵を食べる習慣がないので、生で食べられる卵は売っていない(売っていたとしても超高値)という豆知識を得る。きちんと焼かないとダメってことかー まあ、ご飯も納豆もない国だからいいかあ。生卵レシピを思い出してみたけど、だいたいがご飯絡みなものなので、本気で困ることはそんなには無いでしょう。と、思うんだけど、、、卵を愛する私としては、生卵が無いと聞いただけで不安でいっぱい。タスケテー
帰宅すると、通おうと思っている語学学校のパンフレットが家に。なかなかいい感じ。



5月19日(金)
銀座でお食事(数合わせのため)。世の中には私と大して年齢変わらないのに一戸建てを買う話を楽しそうに話す人がいる、驚いたよ。日本は本当は景気がよくて、私の周りだけ貧乏神がいるんじゃなかろうか?そんなことを思ってしまう。しょぼん、酔えん。
同席していた女の子が、昨年までディジョンに留学していたということで、フランスでの「ぶどうつみ」のバイトについて伺う、ぶどう好きの私は、あわよくばぶどう畑でちょっとの間働きたいと思っているのだ(実家果物屋だし)。彼女によると、ボルドーのぶどうは木の高さが人間の腰ぐらいの高さしかなく、バイト君は腰痛になってしまいがちであるが、アルザスのぶどうは170センチくらいの高い木が多いとのこと。ぶどうをつむバイトだったらドイツ系っちゅうことだね。けれどもやめといたほうがいいよ、とのこと。重労働なんでしょう。交通費と宿泊代出るならやるんだけど、いったいどうなんだろう?ってどこにいったら雇ってもらえるのか知らないくせに妄想は膨らむ。
11時30分過ぎには会が終わったにもかかわらず、車の関係で新百合ヶ丘経由で帰ったため帰宅時間は午前4時30分。田舎在住は本当に腹が立つ。



5月18日(木)
GO!GO!7188とbenzo見る。GO!GO!は音のバランスがちょっとおかしかったど勢いがあるのであまり気にならない。誰もが少しずつ持っている「心の中のオヤジ成分」に強く訴えかけてくるおっさん殺しバンド。開場にいるおやじな人たち全員が魅了されとった。私の中にあるオヤジ魂も揺さぶられている。相川七瀬の歌い方にこぶしを聴かせたGSパンクで、彼女たちはこれから日本中のおっさんとおっさん予備軍のハートを鷲掴みにして行くのだろう。頑張って欲しいです、キュートで好きっす。
benzoは、名前の通りボーカルが勉三さんのような出で立ちで、けれどもシアターブルックのオケにスガシカオの声といった、ファンク風味軽やか系の下北沢バンドだ。この頃とみに爽やかで今日も曲が進むにつれて盛り上がってた。さわやかさわやか。



5月17日(水)
ウンナンのホントコにドイツ三本発見。素人として漫画家デビューを狙っているようだ。青林堂から単行本出しているというのにね。そういえば「へなちょこパンチ」の頃、ドイツの事が好きで好きで好きで好きでたまらなく、はるばる中野までドイツのインタビューが載っているミニコミをタコシェまで取りに行った経験あり。今となっては青く恥ずかしい、そして美しい思い出。5人で争って、インターネット投票で何週か勝ち抜くとメジャー誌に掲載されるそうだ。がんばれドイツ、投票するぞ。ホームズ先生に勝負の結果を占って欲しいです。
とは思うものの、エントリーしている漫画家候補は、もしかして全員ドイツの様に経歴詐称しとるとですか?わざとつまらないマンガ描いているんじゃないですか?そうとしか思えませんっすよ。サミット学園よりつまらない4コマなんて初めてです。



5月16日(火)
「ハンニバル」読めた!素晴らしいグルメ小説。読み終わった後お腹が空いてお腹が空いてアボカド一個ぺろりとたいらげました。本当は白子が食べたかったんだけど無かったのでしょうがない。
思ったより残酷とは思えず。サイコ(まんがの方)の残虐さに慣れてしまったせいかしら。ま、ジョディ・フォスターが降りた理由は残酷だからじゃなくて、将来自分の子供に「ママ、私もこんな風にして生まれてきたの?」と訊かれるのがイヤだからでしょう。きっとそうです。そうに違いないです。それなのに、「残虐だから」だなんて、良いママさんだと思います。
しっかしこの作者って、どうして前作で活躍した人々をあっさりと切り捨ててしまうのでしょうかね。かつての主人公が酒浸りだったり、かつてのいい人が最低キャラだったり。予習の為に「レッド・ドラゴン」から順番に読んできた私は混乱するばかり。それにそれに名前の表記まで変わっちゃうんですよ。クロフォードなのかクローフォドなのか、バアニイなのかバーニーなのか統一してくんしゃいよ。まったくもう。訳者が違うと、こうも雰囲気が違うものなんですかね。なんで訳者代えたんすかね、「羊たちの沈黙」比べ格調高い文体なんだけど、非常に固くて読みづらい(慣れれば読みやすいんだろうけど)。アカデミー出版ほどでなくていいので、もうこなれた日本語で読みたかったなあ。こなれた日本語だとレクターの教養の深さを表せないのかもしれないけどさ。たとえばさ、

★もしも魚柄仁之助(知らない人は朝日新聞でも読もう)がトマス・ハリスものの訳者だったら★

げにおとろしきレクターしゃんのパワーよ。「みんなで(人肉)食べましょパーチー」なるものが、すんごい昔に、迫り来る台風をもものともせず、開催されたとです。沖縄、九州に 大きな被害をもたらした台風が中国、近畿に接近中って時に、ボルティモアのハンニバル・レクター邸には西は広島、北は北海道から、約80名の紳士淑女がが集まってくれたとです。こりゃめでたいこっちゃ!! と、パーチーの出席者に「おめでたパーチー開きまっす」のお手 紙を出したところ、アラスカ、メキシコあたりの人からも「ぜひ行きたい、が、遠すぎる」との返事。大量の人肉モニターさん方の潜伏する関西地区からは、「なんでいっつもボルチモアなんやねん? 大阪場所もやらなあきまへんで」ときた。大相撲じゃないん だからあ……。当日は、遠方からぎょうさん集ってくれたですが、その8割はオーケストラ団員やったです。で食いしん坊ばっかしのパーチーですけん、ビール、ワインに、まんじゅう、いりこ、レクター先生特製シチューなどをテーブルにデーンとすえての立食パーチーですわ。しかしこのパ ーチー、普通のもんとは訳が違う。自慢のシチューには人肉が入っているとです、内緒じゃけどね。パーチー会場っちゅうと、えてして食べ物が残るもんですが、「よろしかったら、お持ち帰り下さい」のコールが半分も終らぬうちに、おばさま、 おくさま、おじょうさま方ったら……。そりゃもうアンタ、まんじゅうはつつむわ、いりこはポケットに入れるわ、ミネラルウォーターはバッグに、お茶の葉はハンカチで包み、しまいにゃ湯呑みまで……。あたしゃ、こげな方々が「シチューの中身」を知ったらどうなるのかと思うと、、、キ○タマが ちぢみ上がるような思いでしたど。

ってな感じになるのでしょうかねえ。それはそれで面白いと思うんですが、怖くなくなっちゃうもんねえ。難しい問題だな。



5月15日(月)
またまたパソコンクラッシュ。もうなにもかも信じられないっすよ。なにもかもいやになっちまいますよ。
今日は愛する痛快ロックンロール通りで矢吹丈二を熱演した三浦洋一がお亡くなりに・・・今の沢口靖子もエキセントリックだけど、ロックンロール通りの沢口靖子も隠れプロレスファンというしゃあない役を頑張ってこなしておりました。あのドラマ好きだったんだよなあ。


5月14日(日)
左耳の聞こえがよくない。悪寒がする。だるい、つらい、それはすべて昨日のライブのおかげ。今日一日ハンニバルに費やそうと思っていたのだが、あんな大きな活字なのに上巻半分しか読むことができなかった。病というのは恐ろしいものですね。というか、なんであんなに活字が大きいの?一冊にまとまるサイズだったんじゃないのけ?と思わずにいられないっす。評判ほど残虐ではないような気もするし。
そして今日小渕元首相お亡くなりに。日曜に倒れて日曜に亡くなるなんて、忙しい政治家や完了さんに気を配っていたんですね、まさしく調整の人ですね。



5月13日(土)
宮本憲吉展をそごう美術館へ。先週見に行った展覧会と気合いの入り方が違う。配置からキャプションからカタログの作りから、やる気のオーラがひしひしと感じられます。バーナード・リーチの頃のデザイナーさんなんだけども、原色使いながらもキュートな食器や本の装丁や布やアクセサリーを手がけてます。こんな食器に囲まれて暮らしたいよう。見張りを脅して「ハンニバル」ゲット。
その後日比谷野外音楽堂にてナンバーガール企画FanClub7。DG会員様にA4列というこの上なく素晴らしい席を取っていただいて行く前から感無量でございましたが、会場について座席確認してみたら、なんと最前列!最前列!左側スピーカーと1mしか離れてないのが問題ですが(後で耳に支障をきたしてしまった)、ばっちり丸見えの席です。血湧き肉踊ります。
しかし血は湧いているものの、雨足は強まるばかり。最初のNAHTは、体温の低下を防ぐことばかり考えていて、またスピーカーから出る轟音に耳をやられてしまって、ちょっと集中できず。ああ、もったいない。前すぎて音のバランスがあんまりよくなかったみたいでバイオリンの音もあまり聞こえず。
次のバック・ドロップ・ボムはキッズに大人気。今日のお客さんは大部分が彼らを見に来ていたみたいで総立ちでした。よくある感じで、スリムとは呼べないボーカル2人がラップをしたり、必要とは思えないサックスがいたり(しかも音全然きこえん)、五目寿司のようなバラエティに富んだ音楽でしたよ。雨でなかったら楽しいだろうなあ。体温が大分下がってきたので立って踊ってみるも、指先はふやけまくり、鳥肌は立ちまくり、震えは止まらず、本格的に風邪を引いてしまったみたい。こんなに短期間で風邪引くのは久しぶりっす。
だがしかしですねえ、独自ドメインも取得してのりにのってるナンバーさんの出番になったらそんなのへっちゃらになってしまうんですよな。広いステージなのに、狭めの配置で久しぶりに4人が一つの視界に入る。一番前でよかったよう。一曲目から「omoide in my head 」で更によかったのう。スピーカーとご近所さんなので音ではあまり楽しめなかったけれども、今日のメンバーは気合いがソリッド。オーラに刺されてござい。新曲の「ZEGENvs UNDERCOVER」、「TATOOあり」、「ABSTRUCT TRUTH」、みんな尖っている。デビュー前のギターポップと呼ばれていた頃が嘘みたいなエッジが鋭い曲ばかり。そんなに攻撃的になってどうするんだ?でも面白いからもっとやれー



5月12日(金)
New Day Rising vol.7  一番最初のバンドは radio active。こないだキュリー夫妻の映画をテレビで見たばかりなのでなんとなーくバンド名に親しみを覚えたよ。なんにもしてなくてもエネルギー出してる感じが音にも表れていて好感。
そんで、その次に出てきた初めて見た女の子二人組バンドGO!GO!7188 に釘付け。相川七瀬に似た声で「帰ってこいよ」を歌ってた人(名前失念)の唱法(GS+ガレージパンク)×へなちょこな歌を歌うのだ。なんだか物凄く笑えて体の力が抜けていくバンドさん。しょぼしょぼなのに何だかすごい勢いと破壊力を持っているみたい。これからが楽しみっすねえ。
横浜からやってきたナイスマーブルスはなかなか御機嫌なナンバーを聞かせてくれたよ。
そんで、ラムタグ。直前になってどっと人が増えてきた。その中にナンバーガール向井氏&中尾氏発見。向井氏は雪駄にチノパン。中尾憲太郎25歳は噂通り坊主頭になっていた。頭の形が美しいのにびっくり、私の前に陣取ったのに2度びっくり。およそ距離にして30センチ、手を伸ばせば届く距離。まさにセンチメートル過剰、なんちて。中尾ヘッド越しにラムタグ見るっていうのも、なかなかないですよな。と、その時私寄っかかってる壁の裏側に置いてある機材を取り出すために、数人の屈強なおっさんがおいらを押し出した。ので体の向きを変えようとしてターンしたら、自分の見積もりよりも遙かに大きい尻が、中尾氏の尻にぶち当たってしまったのだ。いやんいやん。握手をしたことのある人はいっぱいいるだろうけれども、どんけつしたことがあるのは私くらいだよねえ、ちょっと嬉しい。ラムタグはいつもと同じく心に染みわたるいい歌を歌って下さいました。ほんとに涙がでそうになる。

ちょっと電車を気にしながらだったので、なかなか集中できなかったけれども、最後のシロップ16グラムもなかなか強くて良かったよ。うん。



5月11日(木)
リトルテンポのライブ。天国にいるような気分の音楽。その素晴らしさといったら埴輪が一瞬にしてフランス人形になるほど。スティールパンのキラキラした音色と、それを包みながら静かに燃えているリズム隊がゆったりとゆったりと観客のテンションを上げていく。体は熱くならないけど血液だけ沸騰している感じといえばいいのでしょうか、うーんちょっとちがうな。とにかく動かないけど熱いのだ。


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