にっき
---



5月31日(水)
いろいろ考えてとりあえず、シティ−ワールドパークス提携カードだけは作ることに決めた。あっちでカードを使うとき、ついでにマイルを貯めようというちゃっかり精神なのだ。今日までに作ると入会金が半額なうえに2000マイルのボーナスがつくという。そして初回フライトで更に2000マイルつくんだってさ。そして引き落とし銀行をシティバンク以外のところに指定すれば、余計な口座維持費もかからないとのこと。問題は私が入会審査に通るかどうかなんだけど、どうなることやら。まあ取り敢えず落ちてもともとなのです。
さてさて、ゆずの新曲のジャケはアリなんですかな?この調子だと半年後位にどっかの人気バンドがゆでたまご先生にジャケットを描いてもらうことになってしまうぞ!ハイスタあたりが真っ白なジャケットにミート君の足が右隅にぽつんと描かれているやつを採用しちゃうぞ!まあ最初は虎舞竜が使うんだろうな。心が通じ合っているはずだからな。
ドイツ三本、ウンナンのホントコでネット投票第1位!やったーやったー よいこっち復活(721で再放送でもいい)してくれないだろうか・・・
ファントム、ネットで応募した方の券も届いた。なんと整理番号2番!やったーやったー一桁整理番号なんて生まれて初めてカモ。



5月30日(火)
ナンバーガールNEWマキシ「URBAN GUITAR SAYONARA 」発売(ほんとは明日発売)。渋谷タワーで買ったら秘密カセットテープはついてくるし、素敵なシールはついてくるし、なんとなんと来週のSSTVファントムのナンバーガールライブの入場券までついてきた。気合い入れて応募しちゃったんだけどな・・・当たったらどうしよ。パンと見せ物の街渋谷、一つ商品買ったらこんなにおまけがついて来るとは。
さて音の方はびっくり!が時間を掛けて快感へと変わって行きます。ピアノが入るということだけでびっくりしてしまったけれども、焦燥が貫禄に変わったような気がするものの、音の方向性はあんまし変わらずそのまんま突っ走っている。この勢いがなんつーか素晴らしいね。
ちょっと残念なのがPVも素晴らしいすぎるところ。ラジオやCDでこの曲を初めて聴いた人と、スペシャやミュートマでこの曲をPV込みで聴いた人とでは「びっくり具合」が違うような気がするのだ。物凄い破壊力のある曲なのにPVのベクトルが曲のベクトルと違うので、びっくり合力が弱まってしまうのだよ。なんつーか、映画好きの人の悪い癖っていうんでしょうか・・・PVっていうのはあくまでもプロモーションな訳であってポスター動画版であるわけです、メインは彼らの音であり、演奏である訳ですがな。
特に今回のような「一周まわって時代の先頭」的な曲の場合、PVで懐古主義主張したらあきまへんがななのです。両方の良さがぶつかり合って消えてしまうんだよ。小柳ゆきのようなPVがいいとは言わないけれども、トータルのバランスを考えて作った方がよいような・・・うー 勿体ない。でもでも素晴らしい曲なのは確かであります。



5月29日(月)
モーニング娘。のピンチランナーが大ピンチ!だそう。ひょっとするとサラリーマン金太郎よりコケてしまうみたい。やっぱり「ひたちなか」に手をだすとまずいんだな・・・・・
「ひたちなか」とは私が勝手に呪われていると思っている茨城県にある田舎町。不景気な街らしく、野望に燃える地元の代議士さんは、じっくり場所を選んで一番反対運動が起こらなさそうなところに原子力発電所を建設して雇用口確保にいそしみ、原発からくる土地好感度低下防止のために、ひたちなかにそれはそれは美しい国立公園を作り観光客をよびこみ、地元で人気者になって虎視眈々と総理大臣のイスを狙います。しかし後一歩の彼に「ひたちなか」の呪いが!
昨年9月に起きた放射能漏れ事故、街を離れる人が続出し被爆者もわんさか、観光客もよりつかなくなって地元は大不況。総裁選どころではありません。放射能漏れはまあしょうがないとして、観光客が来ないのは大問題。しょうがないので代議士さんは頭良さそうな人に相談して、今をときめくアイドルモーニング娘。を自分が作った公園に呼びイベントを起こさせ、また権力とか好きそうなイベンターとか雑誌の人と組んで若者が沢山集まりそうなロックのイベントを起こすことも決めました。若者が沢山来れば沢山お金を落としてもらえる。県内の景気もよくなるし、これでサミット後の総裁選はバッチリだー いくぜおぶっちゃん!
しかし「ひたちなか」の呪いは代議士本人にまで降りかかってしまった!なんと交通事故。オカマを掘られて、総理大臣どころか代議士まで引退させられてしまうことに・・・とほほ。可哀想なせいちゃん、かわいそうかわいそう。

ということで、昔出張でひたちなか市に行った瞬間に、地元の那珂川が西川峰子の家が流れるくらいの氾濫を起こし、なんの仕事も出来なかった経験からひたちなか市を勝手に呪われた市だと思いこんでいるもよが、ピンチランナーが当たらない理由を妄想してみました。つんくがTOKIOの曲を提供してるのを見て涙が出てきました。業界は後ろ盾が肝心。



5月28日(日)
くるくるパーマをかけに行く。田舎の美容院は当日予約で余裕で入れてもらえるので、気分屋さんにはもってこいですよ。ふぉっふぉっふぉっ。それにしてもこの頃のヤングガールの顔の長さよ!いろいろな髪型ブックを見ましたが、特にCUTIEのスタイルブックのモデルさんたら(殆ど素人さんで実現不可能なニュアンス髪型ばかり)小さい頃にコロッケばかり食べていて、顎が思いっきり退化している子立ちばっかり。するめや煮干しを噛むことなしにこの年齢まで育って不思議ちゃんやってますーガールが所狭しと紙面を賑わせている。いやあ、不思議ちゃんは好きだからいいんすよ。不思議なほうがヤマンバよりおやじ受けもいいし、dpsより千秋や山瀬まみの方が生き残れるってもんだし。でもでも固いモノを噛まないまま大人になってしまったらいけません。顎関節症が急増してるんですよ!森高だってちょっとくわえ込んだだけで顎ははずれるわ妊娠しちゃうわの大騒ぎに発展してしまったくらいなんですから。固いモノをたくさん食べましょう、以上コラムでした。太郎が夕方に移ってさみしい・・・



5月27日(土)
フランス語の学校にマジシャン兼ピエロのミモザというおっさんがやってきた。手品やジャグリング、バルーンアートなどを披露してくれてます。今日は私と同じ時期にWHビザでフランスに行くという方々と一緒に鑑賞、インターネットは本当にありがたいですよ。広い世の中で同じ目的を持っている人をピンポイントで探すことができるのだから。わざわざ遠くにいたのに学校まで呼びつけてしまいごめんなさいね。と、振る舞われたワインを飲みながら、皆でこてこてのフレンチユーモアぎっしりのミモザのおっさんの芸を堪能するのだった。
よく考えてみるとプロの手品を見るのって生まれて初めてかも。ロープをちょっきんちょっきん切ったのに、あっという間に繋がる手品や、トランプが次から次へと手の中から出てきたりする手品なんて、テレビの中でナポレオンズがやっているの以外に見たことないしさ。大変貴重なもんを見せていただきました。ミモザのおっさんを見に来ていた子供達の殆どがフランス語を理解していたのにちょっと驚き。
その後ネットで知り合った方々とお話。数が少ないWH人なので出会えただけで嬉しいし不安も軽減するというものです。あとの273人の方はもうフランスに渡ってらっしゃるんだろうか?楽しくやっているのだろうか?気になるなあ。



5月26日(金)
朝刊を見たらフランスフランが値上がりしてる!昨日まで1フラン=14円代後半だったのに今日は15円台!やばいっ なんとか今の内に手持ちの円をフランに換えておかねば・・・と、調べもせずに(自分にとっての)超大金を会社の中にある銀行から引き下ろし、怖いお兄さん(といっても全員年下)がうようよいるスラムと化した渋谷センター街を横切りシティバンクへと向かったのです。
途中でひったくりに会ったらどうしよう、人さらいに連れて行かれたらどうしよう、ダルマにされて中国の見せ物小屋に陳列されたらどうしよう、止めどなく広がる妄想。毛穴という毛穴から冷や汗を吹き出しながら、無事にシティバンクまでなんとか辿り着きました。強盗に会わなかったのは貧乏くささが勝因ですね。
初めて入ったシティバンクは、薄暗くて雰囲気悪い感じがいかにも外国の銀行って感じ。口座作成に20分ほど待たされて、漸く窓口へ。

もよ(おそるおそる)「あ、あのう、フラン建てで講座を作りたいんですが・・・・」
行員(冷徹に)「いいですけど。フランスでは引き出せませんよ」
もよ(びっくりくりくり)「ふえ?」
行員(冷酷に)「投資としてのフラン預金は受け付けておりますが、あちらの国で引き落とせるのは、あくまでも円で作った普通預金のお金だけなんです。」
もよ(落胆して)「へええ」
行員(バカにしながら)「円で口座つくりますか?預金の残高が30万円切ると、維持費が月2000円ちょっとかかる口座ですよ?(貧乏人は無理しないでいいんじゃない?)」
もよ(バカにされたのに気づいて落ち込んで)「ほええ」
行員(汚いモノをみるかのように)「他行でもワールドカードはありますし、わざわざこちらで口座を開くことも無いかと思いますよ。もう少し考えてからでもよいんじゃないでしょうか(っちゅうか調べてからこいよこのドキュンが!!)」
もよ(すっかり萎縮)「はあ」
行員(私が書いた書類をまとめて)「ということで、今日はありがとうございましたっ またお越し下さいねっ」
もよ(せっかく書いた書類をつきかえされて)「あ、はい、すみません・・・」

そしてとぼとぼと大金を抱えながら会社へと帰ったのでした。。。途中ウェンディーズでバーガー食べてみたけど、周りの客がみんな私の鞄を狙っているように見えて、せっかくのバーベキューバーガーを満足に味わうことも出来ず、コーヒーも半分しか飲めず、散々でござった。ちゃんと調べていれば(そのつもりだったのになあ)こんな間抜けな事はしなかっただろうにのう・・・ パリバはフラン建て預金を作ってくれるのかな?



5月25日(木)
坂本サトルを見る。名前から勝手にプロレスラーみたいなマッチョな人を想像していたけれども全く違った。サラリーマン金太郎のような人でしたよ。立ち位置が浜田省吾のような方とお見受けした(浜田省吾は聞いたことないんだけど)。世の中にはこのような人にいつの時代でも一定のニーズがあるのですね。ストレートな思いをストレートに歌い込む、魂の歌ってやつは21世紀になっても永遠に語り継がれる、素晴らしいことです。日頃からひねくれている私にはちと眩しい爽やかさです、アニキって呼びたい感じです、目がキラキラして頭の上で手拍子しているお客さんの仲間に入ってみたくなります。でもでもでもでも、こっぱずかしくってそんなこと出来ない。熱いMCに頬を赤らめてしまう、なぜなのだろう?なぜなのかしら?つまり私に若さが足りないからなんですね。しょぼん。



5月24日(水)
ブックファースト渋谷店マンガ売場にてあやしいフランス人男女二人組発見。二人ともやたらキョロキョロして店員の動向を伺っている。必要以上にウロウロして非常に胡散臭い。気持ちが悪いけど尾行してみると、二人はエロまんがのところで立ち止まり「僕たちの探していたのはこれなんだ!(みたいなこと)」を叫び、女はさりげなく見張りに立ち、男は鞄の中からビデオカメラをそっと取りだし、エロまんがコーナー全体を遠くから撮影し、そしてそれからエロまんがの表紙を一冊一冊舐めるように撮影しだした。
なんだオタクかよ。女も店員が来ないように見張ってはいるものの、エロまんがのそばにあるボーイズラブコーナーが気になってしょうがないみたいで、チロチロ後ろを振り返っている。いったい何のためにこんなことをしているんだろう?そんなに品揃え充実してないブックファーストで・・・まんがの森でやって追い出されたのかしら?彼らは表紙絵だけでお腹いっぱいになれるのかしら?表紙が写ってるビデオ見て満足できちゃうのかしら?表紙だけ写ってるビデオがエロビデオとして成立するのかしら?そんな需要があるのかしら?元手が全然かからないエロ市場じゃないかしら?いいじゃん、儲かりそう、私も仲間に入れて欲しいなあ、、、
とは思うものの、撮影している男の目が非常にヤバ目だったので、その場を立ち去ってみた。あのビデオの用途が気になるところです。



5月23日(火)
フランス語習いに行くため、目黒を歩いていたら見たことあるおっさんに遭遇。かつて通っていた大学の先生だった。無視するのも悪いので取り敢えず挨拶しておくと、先生は満面の笑みを浮かべて「せっかく会ったんだからイイモノをあげよう。」と大きな鞄から何かを取り出そうとした。何だろう?何だろう?ドキドキします。しかし彼の「イイモノ」とは自分が雑誌や新聞に書いた記事のスクラップ集のコピー。しかもA3サイズで何枚も何枚も。授業中に学生に配りまくってるそうだ、くやしいことに全部もらってしまった。計算用紙にするしかないのに・・・困ったちゃん。
そのうえ授業終了後飲みに合流させられる。先生は自分が書いた本を常に全部持ち歩いていて、飲み屋のテーブルに全部並べてご満悦。誉めてほしいんだろうなあ。「最近乗りに乗ってますね。ブロスで川勝が取り上げてましたよ。もうサブカルっ子のアイドルになってんちゃいます?」とイヤミのつもりで言ったのに、「えへえそうかなあ、えへえ」だってさ。なんとおめでたい方なんだろう。むかつくことに最新本は会田誠の装丁だった、6800円もする本に会田誠を使うな、買えないじゃんか。そしていかに自分が会田誠と仲が良いかを延々と蕩々と述べ、私はそれをありがたく拝聴するふり。、むむむ。
でもやっぱり世の中の最先端にいる人なので、おっさんとはいえ、何が面白くて何がつまらないかちゃんと分かっている人なんだな。「スーパーフラット」とか言ってる人全然面白くないってことと(今日まで怖くて周りの人に言えなかったヨ)、やっぱりこの頃の日本で一番面白いのは会田誠なんだ、ということで盛り上がる。変な紙屑押しつけなければよい人なんだけどな。



5月22日(月)
7年ぶりの上条淳士の単行本「赤×黒」購入、読了。が、しかし、ななななななんじゃこりゃあ、7年待ってこれかい!7年間の集大成がこれなんかい?7つも年をとってそれでも待ち続けてこんなまんがとは。うむむむむ。
いや、決して悪いわけではないんです。楽しく読んだです。やんちゃな男の子と、能をやってる男の子がただ喧嘩をするだけの話です。しかし画期的な格闘まんがとして一世を風靡することになるとも思ったです。かつてのアシスタントが描いてた「帯をぎゅっとね」の10000倍面白いと思いますです。だけど、なんだろう、、一作ごとに新しいことやってくれた方なので、今回もびっくりするような何かを期待していたのです。私が幻想持ちすぎていたようです。シリアスな場面での間のはずし方や、会話の微妙なテンポなどは相変わらずステキなままであったけれど、コンビ(かつては二人一組の漫画家であった)を解消のためか、女の子キャラが不思議な顔立ちになってるし、また、一応格闘技まんがなのに、すべての人物の動きが止まって見えるというお洒落漫画家特有の欠点が目立っちゃって(分かっててやってるのは理解できるんだけど)、なんだかなあなのです。また7年待つかと思うと・・・ つらい。



5月21日(日)
安田火災東郷青児美術館でラファエル前派展。ラファエル前派っちゅうのは、1830〜40年頃のイギリスで頭でっかちな若者が「やっぱ、この頃のアートってダメじゃんー、ラファエルより前の頃の奴らが一番純粋にアートしてたよね?っちゅーか聖書読んでない奴多すぎー、やっぱ革命起こしとく?viva la revolutionじゃん?」的なノリで始まった絵画運動。彼らは「スキルだけで教養ない奴はダメ!」と考えていたので、自分の文学的、宗教的知識を絵の中にセンス良く沢山織り込むことによって、自分が如何にインテリであるかをアピールしたくてしょうがない。よって、一枚の絵の中に意味ありげなものがてんこ盛りで、更にイギリス仕込みの妙な自然へのこだわりによって、あいた隙間には草を描き込みまくる。そのため見ていて疲れてしまうのねん。ふう。
また、この派閥の中では空前絶後の受け口ブームが巻き起こっており、絵の中に出てくる女性の90%が「アイーン」顔。加えて頭でっかちマッチョ青年の集まりのため「女ってさ、水に浸かってぼーっとしている内に死んじゃうくらいのアホがちょうどいいんだよね」的考えがまかり通っており、画中の女性はだいたいが寝そべって口をぽかんと空けているか、瞳孔開きっぱなしかのどっちかだ。ロセッティとかがその代表者。彼のような受け口フェチが現代にも沢山いるといいんですがね。そしたらフリップフラップとか大ブレイクすると思うんだけど。
そんな感じのラファエル前派なんだけどさ、その頭でっかちさがね、青臭くて好きなんですよ。一生懸命お勉強して、持ってる知識総動員して、小道具や植物ばっかりリアルなのに女の子に魂入れてなくて人形みたいたところとか(遊人みたいだな)味わい深くて。ウォーターハウスの「ヒュラスと水の精」とか唯美!って感じで突き抜けていて良かったす。

その後、下北沢へ移動してNewDayRising Vol.7。初めてみるキセルは、趣味に走ったくるりという感じで面白かった。京都のバンドはメロディと雰囲気を作るのが上手いね。
54−71は面白いよねー 靴に刃物仕込んでおいて欲しい。こんなにまじめにやっているのに笑っちゃうバンドってないよな。最小限の音が踊りに合ってる。
SPOOZYSは久々。この前見たときよりもギターの鋭さに磨きがかかってて、堀江氏の頭の形も相変わらずでいいっすね。
そしてトリはHARCO。一曲目はベース(HARCO)とパーカッション、二曲目はピアノ(HARCO)とパーカッション、3曲目は打ち込みとマリンバ(HARCO)とドラム・・・と楽器博覧会のようなステージ。なんでそんなにいっぱい楽器が出来るの?ありとあらゆる音楽がたった二人の手によって繰り広げられていく。うーん、面白い。歌い方がもっと多岐にわたっていたら完璧なんだよ。そう、それが彼の弱点であり、よいところでもあり。一瞬でもロボショップマニアを客に思い出させたらだめなのだ。


←last   next →
↓top