にっき
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4月20日(金)
断水も解け昼間は友人の訪問。やっぱりちゃんと入れた珈琲はうまいですな。
んで、午後からFNAC(フランスのツタヤ)に行ったついでにさらっとチケット売り場に行ってみたら、あら大変。なんと5月のモグワイのチケットに完売の表示が出ているじゃありませんか!なんとなんと。コールドプレイでさえも当日で入れるとされているフランスにおいて、モグワイがこんなに人気があるとは思っていませんでした。うわぁ、モグワイということで侮っていたぁ。ヴァージンならもしかしたら・・・ と思い、シャンゼリゼまで走っていってみたものの、やはりこちらも売り切れ。7月にまた来てくれるってことでしたが・・・ ああ、やっぱり人気者のチケットは早めに押さえておかねばならないですね。非常に後悔しています。ぁぁぁぁぁぁぁぁ、憎い、自分が憎い。ダフ屋さんってフランスにもいるのかな???
フランスにもモグワイ系好きが沢山いることが分かってよかったよかった。ということにしておかないと、自分の気持ちがすみません。はぁ。



4月19日(木)
結局、ギャルさんたちも朝まで拙宅にいてくださったのですが、全員が全員、起きるのが遅かったもので、ギャルさんたちにはトイレや顔を洗うのも我慢して貰っておうちに帰っていただくことになってしまいました。ギャルさんたちすいません。若いうちから膀胱鍛えておいてください。
んで、若くない方の友人達は本日から3日かけてモンサンミッシェルへ旅立つとのこと。フランスの江ノ島はいつでも大人気ですね。まあ一生に一回は行っておくべき場所ですよね、オムレツも一回はたべておくべき食べ物ですよね。二回は絶対いらないけど。
昨日発売されたzurbanの表紙はなんとカジミール!この雑誌によると25〜35歳までのフランスの若者を「カジミール世代」と呼ぶらしいです。日本のSPA!世代みたいなもんですかね。いわゆるマンガ・アニメ大好きっこ達のことを言うようですが、なぜカジミール世代と呼ぶかというと、それ以外にこの世代に人気だったアニメが殆どが日本製だったということでありまして(ダフトパンクの二人が子供の頃に人気だったアニメの一つがハーロック→なのでPVを松本零士に依頼)純フランス産キャラってカジミールしかいないわけです。そりゃ誇り高きフランス人のこと、マジンガー世代とかキャンディ世代とか自分らを呼ぶわけがないのだ。んで、そんなカジミールがポケモンを熱く語っております。ん〜 かわいい。
そんなzurbanに今回取り上げられていたマルシェは、なんと家の真裏のマルシェ。たいしたことないマルシェだけど、雑誌で見ると、なんだかオシャレなマルシェに見えてくるから不思議です。今度買い物に行ってみるか。



4月18日(水)
夕方から前の会社で知り合った友人達が来るので、朝ちょっと仕込んでから観光へ。断水でも洗い物さえしなければ料理ってけっこう出来るもんなのですね。
本日は久しぶりにクリュニー美術館で一角獣とご対面。中世の服や靴って本当にかわゆくていいよなあ。キリストはんのお顔もほんとイイ顔してるよなあ、Tシャツにしたいくらいキュートですがな。んで、その後はポンピドゥーの裏側にある人形美術館へ。フランス人形に関しては、全くと言っていいほど知識がなかったのですが、人形オタの友人の丁寧且つ簡潔な解説のおかげで、少しばかりお人形世界について詳しくなれました。やっぱりちゃんとした人形師さんの作るお人形はお顔が美しくできてらっしゃるのですね。敷居は非常に高そうですがなかなか奥深そうな世界です。
んで、夜9時までやってるルーブルに行く友人達と分かれて料理の続き。例によって例の如く角煮と、角煮に入れるゆで卵、ちょっと煮ればすぐにたべられるレンズ豆に、グラタン作って余ってたアンディーブでサラダ作ってみたりしました。フランスに来たころ一番お世話になった野菜、それはアンディーブ。もうすぐお別れの季節です、今のうちに沢山たべておこう。ということで、ルーブルから戻ってきた友人たちとギャル達を交え納豆やドイツビールを飲みつつ深夜までいろいろお話してみました。やっぱギャルは若いよ、キラキラしているよ。エネルギー吸われたよ。



4月17日(火)
なんと!客人が来ているにも拘わらず本日から3日間は昼間断水だってさ。そういえば、2週間ぐらい前からアパートの至る所に張り紙があったような・・・ 8時30分から18時30分まで断水じゃあ、10時に起きた女三人はどうやって生きていけばいいというのさ。歯も磨けないじゃないか。トイレにもいけないじゃないか。日頃から注意深く張り紙は読んでおくべきでした、深く反省です。
んで、例によって例の如く観光。今回のお客様と私は足腰が強い貧乏ということで、基本的に徒歩で観光することに。家からモンマルトルの坂を下りつつ、ゲリソルに代って10フランのワンピースを購入してみたりしながら、なんとルーブルまで歩いてしまいました。けっこうおいらたちって年の割には元気なんだなあ。



4月16日(月)
本日から大学時代の友人が2週間ほど拙宅に泊まりにきて下さいます。やっぱり無職は無職らしく友人も無職。気がついたら大学時代の友人で職についているのは1人か2人。類は友を呼ぶとは良く言ったものだ。高等遊民とは良く言ったものだ。不景気って単語は本当に便利、なまけものが安心して怠けていられる便利なキーワード。
んで、例によって例の如く迎えに行くターミナル間違えてしまいましてねえ。第一ターミナルにお迎えに上がったら、飛行機の着陸したのは第二ターミナルでした。今回は早めに気がついたのでそんなに被害はなかったのですが、連続で間違えると自分のふがいなさに凹みます。
本日はいわゆる「イースターマンデー」で街中がお休み。なので、頑張って夕食つくって来客したアンディーブのハム巻きグラタンを二人に振る舞ってみました。やっぱグラタンって簡単で豪華な感じがするからいいねえ。



4月15日(日)
先週延期になって本日予定されていた郊外での「ドキ!料理人だらけのお花見大会2001春」は雨のため中止に、ついていないです。なので近所の料理人宅で大人数で雑談。室内でも美味しい食べ物がありさえすれば、それが春なのです。ホットサンドうめえうめえ。ポテトチップうめえうめえ。マドレーヌうめえうめえ。ワインうめえうめえ。とにかくなにもかもがうめえうめえ。
んで、夕方からは知人宅に余ったカレーをもらいに。昼からずっとフォアグラ農家のがちょうのようにずっとずっと食べ続けておりますがそんなことは気にしてはいけないのです、春だから。作って2〜3日たったカレーうめえうめえ、久しぶりのお米うめえうめえ、とにかく何もかもがうめえうめえ。そう、それは春だから。
春と言えば今日は復活祭。町中のパン屋さんやチョコレート屋さんが、卵形のチョコレートや鳥の巣の形のケーキを作っています。プラリネクリームで作った鳥の巣型のケーキ(モンブランのような、くらげの卵のようなうねうねした形のクリームの上に小さな卵形のチョコがかわいらしくあしらってある)を食しました。美味しい、さすが春。



4月14日(土)
ポンピドゥー前にもチェーン展開している冴えない中古CD屋発見、繁華街だけあってピアフベストとか変なレゲエとかばっかりです。観光客むけの店だからしょうがないのかなあ。。。。。と、冴えない20フラン均一ワゴンを漁っていたらあら大変。エッフェルも参加しているポルナレフのトリビュートが出てきました。このトリビュートは、ピチカートやらジェントル・ピープルやらが参加して結構売れたポルナレフトリビュートがありましてその第2弾なのですが、どうやら見事にコケてしまったとされるものです。ヴァージンでは今でも定価で売られておりまして、買うのを非常に迷っていたのですがこんな所で出会えるとは・・・ いいこともあるもんです。
んで、ホクホクしながらジャコメッティ展を見にポンピドゥーへ。会期終了間際で混雑していましたが、やっぱり夜遅くは空いていてよいです。今回はいつものガリガリ君な絵や彫刻だけでなく、若い頃の試行錯誤していた頃のポリゴンチックな絵が多く見られてご満悦。昔は面フェチだったのに、いつのまにか線フェチに変わっていったのですね。そんな線フェチな作風からジャコメッティさんはとっても神経質な方だと思っていたのですが、館内に流れるドキュメンタリー映画では、けっこう気さくなおじいちゃんって感じ。冗談沢山飛ばしてはりましたよ。勝手に北国に住んでる独居老人を想像したのでびっくりいたしました。
それにしても矢内原伊作ってジャコメッティとの親密さは度を超しているように思う。



4月13日(金)
地元に冴えない中古CD屋を発見。中に入ってみたら・・・ 本当に冴えないや。住んでるところがアレでソレなもんなのでアフリカものや中近東もの、そしてイビザ島関連ものばっかりです。ジャケだけ見ると心鷲掴みされそうなものばっかりなのですがねえ、なんかいいのないかなぁ、、、、、って、がさごそ安いコーナー漁っていたら何故かモンドグロッソのCDがあって、しかも20フランとかでびっくり。大沢さんもこんなところの中古やさんにまで進出されていたのね。ほろりと涙が出てきました。
が、本日購入したのは、フランスヴァージンから出てた「rock and rage」というコンピ集。1994年に出されていたギターバンドのコンピです。マイブラが入っていたので即買いしたのですが(1994年という発売年度にも拘わらずマイブラ入っていたら「え?もしかしてレア曲!?」って思ってしまうのが人の常、しかし入っていた曲は「Isn't Anything」の中に入っていたやつだった、なんなんだ・・・)、なかなか素敵です。ブー・ラドリーズにモリッシー、スマパンにイギーポップ、TFCにVerveなどなど、大学生が趣味で作ったお気に入りMDみたいな感じです。しかしクレジットがなんにもなくて、誰がどういう意図で出してるのか全くわからないんだよねえ。モリッシーについて書いてあるライナーノーツ「Les Smiths sont morts.Vive Morrissey!!!!!」には、ぉぃぉぃ、他は死んだままなのかいと思わずツッコミを入れてしまいました。やっぱ死んだとか唯一生き残ったとかって、どんな国でもアーティストを簡単に持ち上げることが出来る便利な言葉なんだなあ。とにかく50フラン弱でいい感じのCDを手に入れることができてよかったよかった。
んでこのコンピ、マイブラのディスコグラフィーに入ってないのです。こういう場合って、このサイトの作者さんに連絡した方がよいのかしら・・・でも英語で何を書いていいのかよくわからないんだよねえ。歯痒い。



4月12日(木) バイユー&エッフェルのライブ!
朝起きたら天気が良かったので遠出をする事にしました。ずっと憧れていた「マチルダのタピスリー」を見にノルマンディー地方のバイユーに。バイユーのタペストリー、日本で言うと鳥獣戯画みたいなもんでしょうか。フランスで一番古くて長い(50センチ×70メートル)のタペストリーです。タペストリーと呼ばれているくせに刺繍だし、マチルダ(王妃)とは全く関係がないのにマチルダとか呼ばれているしと、いろいろ不思議なことの多いこの長い布は、11世紀のノルマンディー公ウィリアムのイングランド征服のお話が長い布に絵巻物のように刺繍され、その中世的な描写は人々の心を鷲掴みにして止みません。簡単にいうとヘタレ絵なのですが、そのヘタレ絵だからこそこんなにも人の心を引きつけるのでしょう。登場人物やお馬さんたちがほのぼのしたお姿で戦いに赴く姿は、何度見てもドキドキしてしまいます。そのかわいらしさはこのままルネサンスが来なければいいのに・・・って思っちゃうぐらい。小学生の社会見学に混じって解説映画を見てあらすじを勉強してから見るタピスリーにうっとりです。今まで見ていた写真はやっぱりほんの一部だったんだなあと実感。70メートルの物語を見るのに30分近くかかってしまいました。こりゃいいやあ。
そんな憧れのタピスリー見学の後は、かなりいい感じの大聖堂やその横の美術館を見物。ちっこいほのぼのしたいい街です。駅前のコーヒーは7フランでございました(パリはだいたい12フラン)、田舎ばんざい。

そんなバイユーを離れ夜はエッフェルのライブ。エッフェルさん、ほんとわたくしかなり入れ込んでます。そんなにライブをしない人たちみたいなので(フランスのバンドってだいたいそうみたい)、この機会はかなり貴重、しかも無料というのがかなり嬉しい。対バンの境すすむのようなフォーク歌手が終わってから前進、難なく一番前に陣取ることができました。んで、初めてメンバーを見たのですが・・・ ボーカルかっこわるっ! ラーメン大好き小池さんをラテン人にしたような面持ちで、秋葉原にいそうな服装をしています。ギター&キーボードの女の子(エステルちゃん)は、金髪でかわゆいのですがちょっとだけ工藤静香風味。ドラムにはタムがなくて54-71みたい。そしてベースだけギリシャ彫刻から抜け出てきたような美少年、とにかくなんか一体感のないバンドで面白いなあ。
エッフェルの1stアルバム「ABRICOTINE」は轟音ギターにストリングスが入って、かなりロマンティック過剰な作りになっておりますが、ライブでは2本のギター(時々エステルちゃんが鍵盤に移って一本になる)のみで、かえって美しいメロディが浮き立つような作りとなっております。くるりの「東京」のシングルバージョンとアルバムバージョンの違いのようなものでしょうか。とにかくすっきりした仕上がりになって面白い。今のところの代表曲の「 Te Revoir 」も非常にシンプルな轟音と美メロの競演で、思わず鳥肌が立ってしまいます。特にギターの女の子エステルちゃん、ヤン風味ですがとてもキュート!思わずエステルちゃん専門のファンサイト「エステルマニアックス」とか作りたくなってくるほど。ベースのギリシャ彫刻の青年も美しく激しくベースを奏でますので、またそれ専門のファンサイトとか立ち上げたくなりそう。タムのないストイックなドラムおたく青年もなかなかキャラが立っていてそれのファンサイトも作りたくなってくるほど。そして全然かっこよくないのに自信に満ちあふれていたボーカル。彼もまたいい味出すぎています。ボーカルがぶさいくっていうのはこういう系統のバンドではお約束なのでしょうか?
いちおう公開録音なので、ライブの合間にHEY! HEY! HEY!をゆるくしたようなトークが差し挟まれます。ボーカルさんはラジオだから誰も聞いてないと思ってらっしゃったのか結構饒舌。現在のフレンチロック界の英語偏重ブームを批判し、ミューズやプラシーボのどこがいいのかわからねえ、と呟いています。他にもいろいろ喋ってたのですが理解できず残念。まあ、なんかいい感じのお兄ちゃんでした。
んでライブ後半戦。「今日は静かだねえ」と言っていたように公開番組ゆえか対バンのせいゆえか、客はおとなしく首を振っているだけです。一番盛り上がるはずの「HYPE」でもみんなゆらゆらしているだけ。ちょっと歯痒く思います。ちゃんとしたライブだったらもっと激しく盛り上がるのかな? まあとにかくいい感じの演奏でした。5月までライブがないのが淋しいものです。



4月 11日(水)
グランパレへ「paysage d'Italy」展。その名の通りイタリアの風景画展。こっちの冬を体験してから、太陽や青い空の素晴らしさが分かってきたような気がします。ただ晴れているだけで本当に嬉しいのです。晴れていることが本当にありがたいのです。日本にいたときは、季節のことや天気のことを話題にするのはおじいちゃんおばあちゃんだけだと思っていました。んがそれは、晴れの日が多い国に住む若者の奢りからくる考えだったのかも。太陽が出ていると本当に嬉しくなります、太陽が出ていることを語りたくなります。こっちに来て価値観は微妙に変化していってますが、一番変わったのはやっぱり気候に対する考え方なのかもしれません。単に年を取っただけなのかもしれませんが。
そんな気候に長年住んでいる人々だから、晴れていて青空が綺麗なイタリアを画家が描きたくなるのは当然のことなのでしょう。地中海の青い海と青い空、深い緑色と乾いた風。うーん、いとおしいねえってな気分になるのは必然なのでしょう。そんな太陽萌えの人々の描くイタリアは理想郷そのもの。もやもや大好きのターナーでさえ、イタリアを描く時はカラッとしちゃう(やっぱりもやもやしてるけど)から不思議です。イタリアのオリーブ油パワーは天候不順諸国の絵描きを引きつけるのですね。なかなか和んだ展覧会でございました。
エッフェルのライブは思いっきり簡単に入場することができました。RFIに電話をして申し込めばよかっただけのこのとです。わーいわーい


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