パリノルール blog

カンヌのプレミアム上映から10か月……やっと公開です、パリ・ジュテーム。
3月3日(土)より、シャンテ シネほか全国順次ロードショー
詳しくは公式サイトを↓

「Paris, Je t'aime 」　オフィシャル

とにかく監督の顔ぶれが豪華！
先日紹介したイザベル・コイシェとオリビエ・アサイヤスをはじめ、

「バートン・フィンク」のコーエン兄弟↓

「ベルヴィル・ランデヴー（以前のエントリー）」のシルヴァン・ショメ↓　初の実写映画。

↑ベルビル・ランデブーの少年と同じかばんをしょってます。

「エレファント」のガス・ヴァン・サント↓

「ラン・ローラ・ラン」「パフューム」のトム・ティクヴァ↓

「アバウト・シュミット」のアレクサンダー・ペイン↓

「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリ↓

「天国の口、終わりの楽園 (DVD)」のアルフォンソ・キュアロン↓

「ベッカムに恋して」のグリンダー・チャダ↓

香港映画でおなじみのクリストファー・ドイル↓

俳優のジェラール・ドパルデュ↓　出演も。

日本からは須賀敦彦↓

他に「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレスなど、すごく贅沢なラインナップ！

5分じゃ短かすぎて見ごたえあるのかな〜？と思ってましたが、さすがみなさん実力派。
それぞれがそれぞれの表現を見せてくれていて、ホント楽しめます！
ただし次から次へと新しい話が続いて２時間気が抜けないので、
万全の体調で臨むことをオススメします。　
見終わったあと、どれが一番好きだったか、なんて話で盛り上がること必至なので、
みんなで行くとより楽しいかと。

出演陣も豪華で、ガスパール・ウリエル、イライジャ・ウッド、ナタリー・ポートマン、
ジュリエット・ビノシュ、ファニー・アルダン、スティーヴ・ブシェミなどなど多彩です。

予告編↓

メーキング↓

トヨタがタイアップしてたみたいです↓

フランスでは限定本も出た模様↓

パリ全20区のうち、11区をラファエル・ナジャリ、
15区を「恋に落ちる確率」のクリストファー・ボーが撮影したらしいのですが、
なぜか未収録。2時間越えちゃうからかな？

アサイアスの面白いインタビュー発見↓　
http://www.origo.hu/filmklub/20060927olivier.html
ご本人は今回の作品をあまり気に入ってないようです。
話が違うって、怒ってる模様。
制作裏話を少し語ってます。

アサイアスの5分は、
ソフィア･コッポラの「マリー・アントワネット（以前のエントリー　）」の撮影クルーを見てて思いついたらしい↓

↑１０分の作品だったのを５分に切られたとか。

オムニバスは監督が多いから、調整役のプロデューサー（アメリのときと同じ人）は、
さぞや大変でしょうねぇ。。。

各国のポスターがお国柄を表しているというか↓　左がフランス、右がアメリカ。
　
日本のが一番ガーリーですな。
…と思ったら、せっかくのハートに虫みたいのがついてて気持ちワルッ、と思ったら、
登場人物のようで、実物はカワイイようです。

ちなみに、パリのオムニバス映画といえば、
1965年にゴダール、ルーシュ、ロメールなど6監督が撮った
「PARIS VU PAR（パリところどころ）、」、
1985年には、フィリップ・ガレルやアッカーマンなど6監督が撮った
「Paris vu par... vingt ans apres（パリところどころ…20年後）」。
てことは、次のオムニバスは2025年。そのころはいったいどんな監督が？

以前のエントリー　パリところどころ

via DVDrama

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追記
諏訪監督のインタビューがありました↓
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2007/03/1468/
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=972

ちなみに、諏訪監督がカーボーイになぞらえた
ヴィクトワール広場の銅像は、太陽王ルイ14世↓

Posted by 7NT-RDBL at 2007/02/28(mer) 01:08 AM　[映画 ] | |